2016年02月12日

あの女性

昨今のミャンマーのニュースを見るにつけ隔世の感を覚えます。
私たちが医療ボランティアでミャンマーを訪れた2000年当時は、軍事政権が強大で民主主義なんてどこ吹く風の様相でした。
アウンサン・スー・チーさんは軟禁状態で、自宅に通じる道路も封鎖されていました。
私たちを案内してくれた大使館の職員も
「この通りを進むと“あの女性”の自宅なんですよ。
今はそばに行くこともできません。」
という具合。
「アウンサン・スー・チー」という名前を言うことすらできなかったんです。

和太鼓の演奏やポリオワクチン投与などの一連の行事が終わって、木陰で用を足そうとしていた時のこと。
トイレの普及率は低く公衆トイレなど無いので、立小便は当たり前。
「隣、いいかい?」笑顔で寄ってきたおじさんと連れションに。
ふと目をやると、ギョッ!!
腰にリボルバーが差してある!!
私たちにずっと着いてきてくれていたので現地のボランティアスタッフだと思っていたら、なんと秘密警察の監視だったのです。

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そして、今、選挙によって(しかも民主的な選挙によって)アウンサン・スー・チーさん率いるNLDが第一党になり、法律で大統領に就くことのできない彼女は“大統領の上の存在”になることを明言しています。
変われば変わったもんだなあとつくづく思います。
しかもクーデターや内戦もなく、政治の中枢が変わろうとしているのだから、ほんとビックリです。

いつか機会があれば、またミャンマーに行きたいなあ。
市民生活がどう変化したのか見てみたいなあ。



posted by るしあん at 10:00| Comment(0) | 日記

2016年02月11日

誤解

もう30年も前の話し。
私が新入社員だった頃、大先輩から仕事を指示されました。
「それ、ゼロックス焼いてくれ。」
「えっ? …???…」
何を言われたのか全く理解できませんでした。
「すみませんが…」恐る恐る説明を求めると、なんのことはない、
「その書類をコピーしてくれ。」ということだったのです。
その時初めて、おじいちゃん世代の人って「コピー=(イコール)ゼロックス」なんだと知ったのです。


さて、話し変わって―――
先日のこと、カップ類やコーヒー器具を洗う食器用洗剤(私はジョイW除菌を愛用しています)が終わってしまったのです。
そこで、娘に買ってくるように電話したんです。
そして、その晩、、、
「もう(`´)! 探すの大変だったんだからね!」
娘が買ってきたのが、これ!

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確かに私は「ママレモン買ってきてくれ!」と頼んだんです。
ですが、私の中では「ママレモン=食器用洗剤」なのです。
私が娘にお願いしたのは正確に表現するなら
「いつも使っているジョイW除菌を買ってきてくれ!」


まさか、ホントに“ママレモン”を買ってくるとは!!

というより、今の時代にまだママレモンが生き延びていたことに驚愕でした。


もちろん、“ママレモン”、ちゃんと使ってますよ。
いや〜、それにしても、自分の思いを相手に正確に伝えるのって難しいなあ!!


posted by るしあん at 21:03| Comment(0) | 日記

2016年02月09日

たかがイチゴ、されどイチゴ

百姓仲間から教えてもらった今話題のツイッター。
SNSで怒りの声が広がっているそうです。

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県内のあるイチゴ農家の奥さんの悲痛なつぶやきが波紋を広げているそうです。
このいちご園ではいちご狩りを楽しんでいただこうと1,700円で食べ放題にしています。
そして、これがある日のゴミ箱の写真。
数組の家族連れだったそうですが、いちごの先っぽだけ食べてあとは捨ててあったそうです。
たしかにいちごは先の方が甘いといわれますが、赤いところがかなり残っているのに捨ててしまうなんて!
このツイッターにはお客さんを非難する言葉はなく、一年間苦労して手間をかけて育てたいちごのこんな姿を見るとただただ悲しみが込み上げてくるという悲壮な思いが切々と綴られています。
これじゃ、いちごがいくらあっても足りない、、、とも……。

寄せられる意見には賛否両論あるようです。
「モラルの問題。胸糞悪くなる!」
一方で「金を払っているんだから客の自由だろう」とも。
しかし、このケースでは、あまりに悪質で、法的にも「業務妨害」に当たる事例かと思われます。

るしあんでも開店当時はいちごを200株育てていました。
お客さんのお子さんと一緒に畑に行って摘んだいちごをケーキにトッピングするサービスをしていたんです。
でもあまりに手間がかかるので1年でやめてしまいました。
雑草刈り、ライナー(新株になるつる)管理、色むらを出さないように日当たりの調整などなど、それは大変な苦労があるのです。

友人のぶどう園も苦労は同じ。
お客さんの喜ぶ顔を思い浮かべ美味しいブドウの栽培のため日々大変な努力と苦労をしています。


この写真の家族連れはどんな思いでいちごを捨てていたのでしょう。
“モラル”が欠如しているのは勿論のこと、きっと“想像力”も欠如しているのでしょう。
想像してごらん、このいちごを育てた農家の苦労を。
想像してごらん、まだ食べられるいちごを平気で捨てる親の姿を見て育つあなたの子がどんな大人に成長するのかを。
想像してごらん、飢餓に苦しむ国の子ども達が餓え死んでいる現実を。
想像してごらん、食糧危機を迎えいちごが食べられなくなった自分の未来の姿を。
想像してごらん、あなたが会社で作った製品をポイ捨てされる場面を。


昨年12月21日、このブログでもマナーについて書きました。
日曜日のお昼の最も混む時間にアイスコーヒーだけ注文して店内テーブルとテラス席を両方とも長時間占有する3人組のご婦人の話題でした。
食事ができずに帰られるお客さまがいらっしゃったことに思いを馳せてほしいと綴りました。

私たちは古より培われた日本人の美徳を忘れてやしないだろうか?
“思いやり”を忘れてしまっていないだろうか?



あなたは、このイチゴ、どのように感じますか?

posted by るしあん at 19:38| Comment(0) | 日記