2016年02月09日

たかがイチゴ、されどイチゴ

百姓仲間から教えてもらった今話題のツイッター。
SNSで怒りの声が広がっているそうです。

ichigo01.jpg

県内のあるイチゴ農家の奥さんの悲痛なつぶやきが波紋を広げているそうです。
このいちご園ではいちご狩りを楽しんでいただこうと1,700円で食べ放題にしています。
そして、これがある日のゴミ箱の写真。
数組の家族連れだったそうですが、いちごの先っぽだけ食べてあとは捨ててあったそうです。
たしかにいちごは先の方が甘いといわれますが、赤いところがかなり残っているのに捨ててしまうなんて!
このツイッターにはお客さんを非難する言葉はなく、一年間苦労して手間をかけて育てたいちごのこんな姿を見るとただただ悲しみが込み上げてくるという悲壮な思いが切々と綴られています。
これじゃ、いちごがいくらあっても足りない、、、とも……。

寄せられる意見には賛否両論あるようです。
「モラルの問題。胸糞悪くなる!」
一方で「金を払っているんだから客の自由だろう」とも。
しかし、このケースでは、あまりに悪質で、法的にも「業務妨害」に当たる事例かと思われます。

るしあんでも開店当時はいちごを200株育てていました。
お客さんのお子さんと一緒に畑に行って摘んだいちごをケーキにトッピングするサービスをしていたんです。
でもあまりに手間がかかるので1年でやめてしまいました。
雑草刈り、ライナー(新株になるつる)管理、色むらを出さないように日当たりの調整などなど、それは大変な苦労があるのです。

友人のぶどう園も苦労は同じ。
お客さんの喜ぶ顔を思い浮かべ美味しいブドウの栽培のため日々大変な努力と苦労をしています。


この写真の家族連れはどんな思いでいちごを捨てていたのでしょう。
“モラル”が欠如しているのは勿論のこと、きっと“想像力”も欠如しているのでしょう。
想像してごらん、このいちごを育てた農家の苦労を。
想像してごらん、まだ食べられるいちごを平気で捨てる親の姿を見て育つあなたの子がどんな大人に成長するのかを。
想像してごらん、飢餓に苦しむ国の子ども達が餓え死んでいる現実を。
想像してごらん、食糧危機を迎えいちごが食べられなくなった自分の未来の姿を。
想像してごらん、あなたが会社で作った製品をポイ捨てされる場面を。


昨年12月21日、このブログでもマナーについて書きました。
日曜日のお昼の最も混む時間にアイスコーヒーだけ注文して店内テーブルとテラス席を両方とも長時間占有する3人組のご婦人の話題でした。
食事ができずに帰られるお客さまがいらっしゃったことに思いを馳せてほしいと綴りました。

私たちは古より培われた日本人の美徳を忘れてやしないだろうか?
“思いやり”を忘れてしまっていないだろうか?



あなたは、このイチゴ、どのように感じますか?

posted by るしあん at 19:38| Comment(0) | 日記