2016年09月24日

「4日間」を考える

ちょっと前の話しになるのですが、、、、
みなさんは、今月初め(9月1日)に動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)が“ほんのちょっとだけ”変わったのをご存知でしょうか?
3年前の改正の時にはマスコミなども取り上げて話題になりましたが、今回はほとんど報道されることはありませんでした。

今回、変わった点は
「子犬子猫を繁殖して販売する者は、生後“49日”を経過しないものは販売してはいけません。」
ということになったんです。

「あれ!? 3年前の改正で“56日”になったんじゃなかったっけ!?」と思った方は、よく勉強なさってる!!
実は、平成25年9月1日改正の条文は、
『子犬子猫を繁殖して販売する者は、出生後五十六日を経過しないものについて、販売のため又は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない』
と定められたんです。
ところが、附則によって施行された時には、出生後56日が「45日」に読み替えられたのです。
この読み替えの期間が「施行日から起算して3年間」ということだったので、先日の9月1日に変更がなされたという次第。

これで、やっと条文通りの56日になるのかと思いきや、またもや附則がついて「49日」に。
結果、たった“4日間”長くなっただけ。

さすが! 丸川珠代先生! 4日も長くするなんて!!

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子犬や子猫にとって、生後3カ月間は、心の安定や社会化を身に付けるのに非常に大事な期間。
親、兄弟との遊びの中で安定した情緒が形成されていくのに、、、、
「咬みつき」や「吠え」「分離不安(おびえ)」などの問題行動の一因に、早い段階での親兄弟からの引き離しがあるとされています。
動物愛護の進む欧米の多くの国々では生後3カ月以上を経過をしていない個体の販売はできません。

こうして考えてみると、56日間というのも決して充分なものではありません。


ペットショップやブリーダーは「小さくて可愛くなくっちゃ売れない!」と言い、
消費者は「小さくて可愛い子犬が欲しい!」とガラスケースの中をのぞき込む。
買って(飼って)みたら、問題行動ばかりで、「こんなはずじゃなかった!」。
で、結局、思い描いていた生活にはならず、「こんなんじゃいらない!」と放棄。
また、小さな命が捨てられていく……

もう、こんな馬鹿げたことは、いいかげん、やめなくては!!

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スコットランドの友人から聞いた話……
イギリスではブリーダーの元で生後4カ月〜5カ月過ごすのが当たり前なんだそうです。
母犬と共に置く方がいいことをみんなが理解しているとのこと。
だから、日本とは逆にブリーダーの元での預かり期間が長い犬の方が値段が高いんですって。
最長1年くらい預ける人もいるそうです。
日本なら1歳にもなれば、きっと“売れ残り”で二束三文で処分かな。
イギリスのペット屋さんはフードや身の回り品を売っているだけ。
当然、ガラスケースなんてありません。
生体を販売できるのは、ペットショップではなく、ブリーダーだけだそうです。



丸川先生も環境大臣なら、犬でも飼ってはいかが?
小さな命を守るということはどういうことかがお判りいただけるかと。

あっ、いえいえ!
決して、「たったの4日間」伸ばしてくれた丸川先生を批判しているわけではありません。
だって、私、「TVタックル」アナウンサーの頃から丸川先生のファンなんですから!!



posted by るしあん at 20:30| Comment(0) | 日記