2016年10月27日

知性の荒廃


以前、このブログでも紹介した浜矩子(はまのりこ)さん(同志社大教授)。
鋭い切り口と理路整然とした文章が大好きで、毎日新聞に寄せるコラムを毎回楽しみにしています。

今回もなかなかのもので、新聞を読みながら吹き出してしまいました。
ちょっと、紹介すると……


アメリカ大統領選を分析して、、、、

『それにしてもひどい。
低人気もさりながら、低見識がいかにも目に余る。
かたや、口を開けば差別と侮蔑といいかげん発言しか出てこない超軽薄オヤジ。
かたや、口を開くたびにウソが飛び出すとレッテルを貼られてしまった隠蔽(いんぺい)オバサン。
これが本当にアメリカにおける行政の最高責任者を決める候補者たちなのか。
この人たちしかいなかったの?』

この凋落ぶり、アメリカ政治の劣化を指して“アメリカ政治の日本化”というそうな。
こんなふうに言われてしまう日本の政治状況こそ、なんとも情けないものだと感じてしまいますが……。

trumpkrin.jpg


さてさて、浜氏によると、この不名誉な大統領選の原因のひとつに“アメリカの知性の荒廃”があるそうです。
トランプを支持しているのは“プア・ホワイト”と呼ばれる「移民嫌いの白人低所得者」と、「弱肉強食論に賛同するビジネスエリート」たち。

実は、このトランプ人気の構造は、
『仮想敵を仕立てて人々の憎しみをあおる。
そのことを通じて、自分の支配力を高めようとする。』
危うさをはらんでいるのだそうです。

戦争に突き進んだ国家の主導者たちの多くがこの方法を用いたのは周知の事実。
そして、悲惨な結末を迎えることも知っているのに、、、、

アメリカ人の強靭な魂は一体どこへ行ってしまったのだろう。

11月8日の結果が超軽薄オヤジであろうと隠蔽オバサンであろうと、アメリカ国民にとっては試練の幕開けなんだろうなあ!!



posted by るしあん at 01:00| Comment(0) | 日記