2017年02月12日

ごちそう


今、若い女性に料理のことで悩んでいる方が少なくないそうです。


「昔は、ごちそうは特別な日に限られた。
今は、プロの料理人たちがテレビのグルメ番組で披露する『仕事』が日常の理想と誤解され混乱している。」
からだそうです。

「自分も仕事をし、子どもを育て、料理をつくらなければという義務感、責任感ですね。
専業主婦の時代と同じように家族の要求に応えよう、良い家庭を持ちたい、家族を守るという思いで何種類もおかずをつくろうとする。
それで苦しむ人がいかに多いか……」


実は、これ、先日買ってきた料理研究家の土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』という本の受け売りなんです。
普通に料理できる人でさえ、テレビやネットの写真の数々を見て、私の料理じゃ物足りないのでは、と落ち込んでしまうようです。
男性でも同じ。誰でも“もこみち”になれるわけではないんです。

かく言う土井さん自身、プレバトの盛り付け査定では結構、厳しいご意見を言っているのだから面白いものです。

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さて、その土井さん曰く、「特別と日常のケジメがないから無理が出る」のだそうですよ。
和食の神髄は、一汁一菜という、高度経済成長以前の家庭料理の伝統的なスタイルの中にこそあるんだそうです。
普段は、具だくさんの味噌汁(一汁)と漬物(一菜)で充分。
特別な日には、“ここぞ”とごちそうをつくればいいんです。


この『一汁一菜でよいという提案』には、前半は具だくさんの味噌汁のレシピが載っています。
後半は土井さんの食文化論、という構成です。
日々の料理に悩む主婦には“心の処方箋”になるかもしれません。

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そうそう、
そういえば、『おふくろの味』を流行語にしたのは土井善晴さんの父、土井勝先生。
善晴さんも家庭料理こそが最高のごちそうという先代の教えを受け継いでいるのでしょうね。
先代の言う「愛情が込められていて、会話が弾む家庭料理こそがごちそう!」。
心に沁みます。


土井善晴さんはこうも綴っています。

特別と日常の区別がないから無理が出る。
外食が増え、基本無視・季節無視の手抜きに流れ、食の崩壊を招いた。
“簡単で健康な日常を取り戻そう!!”


日々の料理に悩むみなさん。
是非、ご一読ください!
オススメの一冊です!!!



posted by るしあん at 21:00| Comment(0) | 日記