2017年06月04日

心の風景


田植え前の田んぼにて、、、、

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「あっ、サラちゃん、カルガモが遊びに来たよ!」

「よしっ、ミラ、捕まえよう!!」

ドッボーン!!!

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カルガモを追いかけて田んぼ中を走りまわったふたりなのでした。

遅れて田んぼに到着したバアバは、泥だらけのふたりを見て、唖然……

「何やってんの〜〜!! 代かきした田んぼが穴だらけじゃないの!! ジイジも一緒になって、まったく!!! 早く出てきなさい!」

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「まあまあ、そう怒んないでよ。カルガモの親子の真似するからサ!!」

「バッカじゃないの!!」

ものまねが裏目に出て、バアバの怒りの炎に余計に油をそそいでしまったのでした、、、、



田んぼから子どもの歓声が聞こえなくなってしまったのはいつの頃からだろう?
私が子どもの時は、田植えは百姓にとって一大イベント。
親戚や隣近所の人が助っ人に来てくれ、みんなでワイワイしながら植えたんです。
子どもの私は弟や友達とオケラやおたまじゃくしを捕まえたり、突然顔を出したヘビに悲鳴を上げたり、田んぼの水が夕焼けに赤く染まるまで遊びまわりました。
夜は“まんがれい”(地域によっては“足洗い”などと呼びます)といって、無事、田植えが終わったお祝いに、お手伝いの人達に酒宴を振るまい、夜は夜で楽しい時間を過ごしたものでした。
時代は変わり、今は機械で代かきも田植えも簡単にできてしまい、みんなで助け合う必要もなくなりました。
何より今の田んぼにはいろいろな農薬が入っていて子ども達が安心して泥遊びもできません。
便利さと引き換えに、私たちは何か大切なものを失っているのかもしれません。


孫たちが大人になった時、田んぼで歓声を上げながら走りまわって泥だらけになった今日のこの日のこと、覚えていてくれるのかなあ。
素敵な思い出として心に刻まれていてくれたら嬉しいなあ。



posted by るしあん at 06:00| Comment(0) | 日記