2017年11月26日

プルースト効果


あなたはこんな経験ありませんか?
街で偶然、嗅いだコロンの匂いで、とうに忘れていた昔の恋人の事を突然思い出した。
お線香の匂いで、死んだおばあちゃんと遊んだ子どもの頃の思い出がフラッシュバックした。
などなど、、、、


この“匂い”が“記憶”を呼び覚ます効果のことを『プルースト効果』というそうです。
「嗅覚を司る神経が直接、脳と結び付いているから」と言われているのですが詳細は未だ解明されていないのだとか。
ただ、見た記憶・聞いた記憶より、嗅いだ記憶の方が意識下に強く残っていることは確かなのだそうですよ。


私も特定の匂いで記憶が蘇った経験は何度かあります。
食材問屋の香辛料コーナーの匂いで、ダマスカスの空港に降り立った時のことがフラッシュバックしたことがありました。
そういえば確かにあの時、空港で香辛料の匂いがして、私のシリアの第一印象は「あっ、胡椒の香りだ!」だったんです。
シリア内戦のニュースを見ても思い出すことはなかったのに、香辛料の匂いを嗅いだとたん空港の景色や緊張で足が震えたことなどが鮮明に蘇ったんです。
その時はプルースト効果なんて言葉は知らなかったけど、“匂い”の持つ記憶力ってすごいなあと感じたものです。


ところが、、、、

kinmokusei.jpg

キンモクセイの匂いを嗅ぐと、何か大切な思い出がある気がするのですがそれが何なのかわからないんです。
記憶の引き出しは開きかけているのに、思い出せなくて、いつももどかしい思いをしています。
小学生の頃だったのか、高校生の頃だったのか、あるいは成人してからなのか、、、、
キンモクセイの花の下で、何かがあったはず、、、、


キンモクセイの匂いを嗅ぐともどかしくなる、これもいわば一種のプルースト効果なのかなあ。



ちなみに、、、、

このプルースト効果を利用して、こんな実験が行われているそうですよ。

・認知症の方に思い出の匂いを嗅がせて、脳の海馬に働きかけ、記憶障害の改善を図る。

・受験生にハンカチに沁み込ませた香水の匂いを嗅がせながら受験勉強をさせ、テストの時にそのハンカチを握りながら試験問題を解く。

などなど、、、、

いずれも効果が期待できるのだとか。


受験生のみなさん、試してみてはいかが!





posted by るしあん at 09:16| Comment(0) | 日記