2018年03月13日

刀筆之吏


今日の新聞で久しぶりに「刀筆之吏(とうひつのり)」という言葉を見ました。
受験勉強以来、お目にかかった記憶はないと思うのですが、、、、
確か、『史記』に出てくる言葉だったかと。

中国では、文字を書き取ることが任務の役人を指してこう呼びました。
紙が発明される以前は、木や竹に筆で文字を書いたり、刀で彫って文字を記していました。
間違えた時は、刀で削って文字を消します。
当時の役人には、刀と筆が必携だったので、「刀筆之吏」と言われていたようです。

この中国の“役人の文書主義”が、唐の時代に日本に伝えられたといわれています。
現代日本の役所仕事の「何にでも決裁文書を作って、下から順番に“ハンコ”をもらう」ということは、はるか昔から綿々と行われてきているやり方なんですね。

さすがに、紙や印刷が誕生して以降は、刀と筆を携行する役人は消えました。





と、思っていたのですが、、、、
ところが、どっこい、今でも刀筆をちゃっかり隠し持っている官僚もいるようです。

まさかの森友学園国有地売却に関する“決裁書の改ざん”!!
都合の悪い部分を削り取って書き直しちゃった!



役人の胸算用ひとつで公文書が書き換えられていたなんて、、、、
きっと森友だけが特別なことではなく、これまでも“自由に”書き換えが行われていたんだろうなあ。


あ〜あ、今でも官僚は所詮、刀筆之吏なんだなあ〜!


私たち国民は一体、何を信じればいいんだろう?



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posted by るしあん at 22:35| Comment(0) | 日記

2018年03月12日

卒業式


巷では卒業式が真っ盛り。
今朝のワイドショーで、博多の模様が紹介されていました。
卒業式を終えた中学生が特攻服を着て博多駅周辺で大騒ぎをするのが、ここ数年続いているそうです。
警察の補導に逃げ回っている中学生の姿を見て、将来、どんな子に成長するのかと心配になってしまいました。

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別のコーナーでは、震災で同級生を亡くした卒業生が大川小学校校舎跡で語り部をしている模様が映し出され、、、、
この差って、一体何んなんだろう?
苦難は人の心を強靭でまっすぐに育ててくれるということなのかなあ。

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サラの通う小学校では、卒業式を前に「6年生を送る会」が開かれました。
歌を歌ったり、出し物をしたりと、楽しい時間を過ごしたそうです。
メインイベントは、なんと噺家による『落語』。
本題に入る前には、落語の勉強会もあったそうですよ。
噺家が先生になって、お茶を呑む仕草や、扇子を使って蕎麦を食べる仕草を教えてもらったのだとか。
6年生の数人がステージで実演して大盛り上がりしたそうです。

「じいじ、すごいんだよ。落語家さんがやると、ホントにお茶を呑んでるみたいなんだよ。」
「へえ、すごいね。お茶碗は見えなかった?」
「見えなかったよ。なんで?」
「名人になるとお茶碗が見えるんだよ。」
「ほんと?」


小学生の頃から伝統芸能に触れることはいいことだと思います。
こうした形で日本の文化を大切にする心が育っていけばいいなあ。

それにしても、落語家を招いた先生に拍手! ナイスな選択でした!


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ちなみに、私のおススメは、六代目三遊亭圓生の「庖丁」。
ちょっと艶っぽい噺ですが、寅が兄貴分の久治の家に上がり込み、佃煮を肴に酒を呑む場面は必見です。
これぞ名人芸だと思います。
機会があれば是非、YouTubeで観てください。




posted by るしあん at 21:50| Comment(0) | 日記

2018年03月11日

あれから7年


あれからもう7年も経つのですね。

先日来、テレビでは震災を振り返る番組が増えてきました。

サラの父方の祖母と曾祖母は昨年、高崎のアパートを引き払い、故郷の大船渡に帰っていきました。
ふたりっ子は、おばあちゃんとおおばあちゃんに会えなくなるのが、ちょっと寂しそうでした。

岩手の水沢に住む私の従兄は、当時勤めていた電気部品メーカーを辞め、高齢者施設に勤務しています。
「人の役に立つ仕事をしたい」と、震災がきっかけとなって転職しました。

みなそれぞれ、この7年で、新しい道を歩みだしたようです。


冒頭、“もう7年”と書きましたが、被災した方々にとっては、とても長い7年だったのではないでしょうか。
あの日から深い悲しみに時計が止まったままの方も少なくないのでしょう。

喪失の悲しみを心深く納めた方、今も長い喪が続いている方、、、、
歳月は人を癒してくれているのでしょうか?



報道によれば、復興住宅(災害公営住宅)は9割が完成して仮設からの移住が進んでいるそうです。
失われた街も、今は災害前には想像もできなかった形に復興しています。

でも、、、、
一方で、復興が進むほどに置き去りにされたような孤独、孤立感、喪失感に苦しんでいる人もいます。



神はなんて大きな試練を与えるのでしょう。

私たちが決して忘れることのない3月11日が今年もまた来ました。



御霊に合掌――



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posted by るしあん at 22:17| Comment(0) | 日記