2018年03月16日

争臣


今日も朝刊で受験の時覚えた懐かしい言葉を見つけたので、毎日新聞『余禄』から引かせていただきます。

『天子、争臣七人あらば無道といえども天下を失わず』

これは、趙弘智の言葉で、吉田松陰が私塾「松下村塾」で塾生に説いたと言われています。
吉田松陰といえば、後の明治維新で重要な働きをする多くの若者に思想的影響を与えました。
この意味は、

「遠慮せず自分の信じるところを述べて、天子と論争する家来が七人いれば、政治が一時的に道理にはずれた状態になっても、国家を失うことはない。」

といったところでしょうか。
明治維新を為し新しい政治システムを作った松下村塾で学んだ若者がこうした気概を持って政治に臨んでいたのは頼もしいかぎりです。



さて、アメリカに目を向けて見ると、トランプ大統領は、昨日はティラーソン国務長官、今日はマクマスター大統領補佐官までを電撃的に解任してしまいました。
「考え方が違うから」という理由だけで、これまで一体、何人の要職に「You’re fired !」(お前はクビだ)と言ってきたのでしょう。
大切な“争臣”を切り捨て、周りをイエスマンで固めてしまって大丈夫なんだろうか、と思ってしまいます。
誰が、大統領を戒め、暴走を止めてくれるのでしょう、、、、

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北も然り。
将軍様に御注進でもしようものなら、文字通り、首をはねらてしまいます。
とても、争臣がいるとは思えない国です。


そんな二人が会談を持つという、、、、
互いに、独走・暴走しないといいのだけれど。

われら東アジアの未来がこの二人によって決まるなんて、なんて恐ろしい……

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他に目を向ければ、中国も“個人崇拝”の国になってしまいました。
もっとも、元々、一党独裁国家で、言論統制されてしまう国だから、“習王国”になってもこれまでとあまり変わらないのかなあ。

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我が日本も、一強多弱の政治が続き、政府のやりたい放題。
政権与党にも争臣はいないようで、国会の質問は、首相を持ち上げたり、かばったり、、、、
公文書改ざんもきっと“官僚が勝手にやったこと”で責任転嫁して、幕引きなんだろうなあ。


昨日は、前川元文部次官が名古屋の公立中学校で講演した件で、文科省が学校に対し15項目に対する回答を求め、さらに録音データの提出を求めたという。
そもそも国は学習指導要領の制定などの教育行政を司り、学校現場の監督は教育委員会が行うものだったんじゃなかったっけ。



国家権力が教育現場に圧力をかけてくるなんて、、、、
戦前じゃあるまいに、、、、

なんか、すご〜〜く、いや〜〜な感じを持つのは、私だけ?



posted by るしあん at 20:59| Comment(0) | 日記