2018年04月02日

アラブの桜


るしあん周辺の桜は今が花真っ盛り。
今度の定休日には孫と愛犬を連れてお花見に行こうと思っていますが、こう暖かい(暑い)日が続くと散っちゃうかなあ!?
桜を求めて、北や山に出かけるのも楽しいんだけど、なにせ腰に爆弾を抱えているので長距離運転はできないし、、、、
久しぶりに沼田公園にでも行ってみようかな。



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(昨日の川原田不動尊)



桜の下で、一献傾ける。
美しい花を眺めながら美味しいお酒を呑んでいると、ホント「日本に生まれてよかった〜!」と思います。
日本のこの風習を体験したくて、この時期、外国人観光客も年々増えているそうです。



ところで、みなさんは、日本のように、家族や友人たちと花を愛でながらパーティーをしたり、お花見ピクニックを楽しむ国があるのをご存知ですか?
日本から贈られた桜を見るということではないですよ。



実は、“お花見”は日本だけではないのです。
シリアでもお花見を楽しむ文化、風習があるんです。
イスラム圏なので、お酒を呑むことはないのですが、手作り料理を持って、アンズの花の下に集うのです。
アンズの花は桜にとてもよく似ていて、可憐でとても綺麗な花です。
日本の桜よりちょっと早めに咲き誇ります。
シリアの人は日本人が桜を愛するようにアンズを愛しています。

私たちが太鼓の公演でダマスカスを訪れた時、メンバーのひとりが胸に大きく「Apricot Jam」と書かれたTシャツを着ていました。
本人は、意味なんて考えもせず、デザインを気に入り買ったそうでした。
リハーサルをしていると現地スタッフが何人も
「俺も好きだぜ!」「ラティフ-ン!(Nice!)」「オゥ、ムシャマシュ-ン!(Oh! Apricot!)」
なんて声をかけてくれ、結構な人気でした。
その時初めて、大使館の方から、シリア人のアンズ好きを教えてもらいました。


anzu001.jpg
(杏の花。シリアの写真ではありません。)


でも、残念なことに内戦によって街は破壊し尽くされ、杏の樹は焼け、市民は日々、自分の命を守ることだけが精一杯の生活をしています。
毎日、多数の人が命を落していますが、それが“日常”となって、メディアでも取り上げられることが少なくなっています。
ニュースで見なくなったからといって、決して、戦争は収束しているわけではありません。
今も560万人の人が国外に避難し難民となっています。実に人口の4人に1人が難民!

いつの日か祖国に帰って、家族揃って杏の樹の下で笑いあえる、、、、
そんな日常を取り戻せる日がやってくるのでしょうか、、、、




桜を見上げたら、ちょっとだけ、シリアのことを思ってください。




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(本日の毎日新聞)






posted by るしあん at 21:00| Comment(0) | 日記