2018年04月06日

Strange Fruit


何十年ぶりに聴いたんだろう?
今朝、ラジオでビリー・ホリデイの『奇妙な果実』が流れていました。
高校生の時、初めて聴いて、「Strange Fruit」の意味を知った時は衝撃を受けました。


そっか、一昨日はキング牧師の命日だったか、、、、


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4月4日はマーチン・ルーサー・キング牧師の暗殺から50年を迎えました。
50にちなんでミシシッピ州ダンディから暗殺現場のメンフィスまでの50マイル(約80q)を中高生や大学生のグループが、3日間かけて歩いたとの報道がありました。
奴隷解放後も公民権運動などの黒人のデモには実弾が発砲されるなどしましたが、今日では白バイが先導して白人と黒人が手をつないで歩いたというのですから、まさに隔世の感があります。

たくさんの先人が、たくさんの血を流して、ようやく手に入れた『平等』。
長い時間をかけて、人々の心から「差別」「不平等」を取り去ってきました。



私が子どもの頃はテレビドラマなどでも黒人のことを「クロンボ」呼ばわりしていましたし、カルピスの旧マークは「土人の子ども」なんて言っていました。

私たちはアメリカの歴史を真摯に学び、日本でも、不平等・不公平・不正義のない社会を作ってきました。
これからも、私たちは高い道徳を求め、人権が尊重される社会を守っていかなければならないと思います。



しかしながら、私たちに民主主義を説いた当のアメリカでは、人種差別を助長するような発言が目立つトランプ大統領の登場で、社会の分断が進んでいます。
ヨーロッパにおいても移民排斥運動などが活発化し、そのことによりテロが増えるという負のスパイラルに陥っています。
米中間では報復関税の応酬で貿易戦争が起きかねません。
市場の縮小により世界的な不景気に向かう懸念もあります。
不況下の格差社会では突然不満が爆発する危険性だってあります。



世界の大きなうねりの中でも、私たちは自分を見失うことのないようにしないといけませんね。



このブログを読んでくれている若い世代の方々には、是非、ビリー・ホリデイの『奇妙な果実』を一度聴いて欲しいと思います。
そして、ネットで、対訳を読んでください。



posted by るしあん at 20:37| Comment(0) | 日記