2019年05月04日

さよなら程永華さん


程永華駐日大使がGW明けに離任して中国へ帰られるとの報道がありました。
尖閣諸島を取り巻くあつれきで日中関係が悪化していた時期に就任し、記者会見ではよどみなく日本語をしゃべる姿に驚いたことを覚えています。
その手腕で冷え込んでいた日中関係を正常化の軌道に戻したことは大きな功績でした。
あのまま尖閣諸島問題がこじれにこじれたら軍事衝突が起きていたかもしれません。



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毎日新聞・坂東編集委員によると、実はこの功績は“周恩来の外交遺産”なんだそうです。
「外事に小事なし」とは、中国の外交の礎(いしずえ)を築いた周恩来元首相の言葉。
国際関係の重要さを知る彼は、将来必ず外交展開のエキスパートが必要になると考え、上海、南京、長春、広州、西安、重慶の6都市に外国語学校(小中高生対象)を建てました。

程永華駐日大使はその外国語学校の第1期生で、小学3年生から外国語と外交を学んだそうです。
まさに、周恩来が未来を見据えて教育した『中国版・米百俵の子』だったわけです。
周恩来の布石が半世紀経った今でも効果を持っているなんて、いやはやすごいもんだ!


まもなく東京オリンピック。
とてつもない巨費が投じられようとしています。
「レガシー」が話題に上りますが、不必要な箱ものを作って残すより、未来のために子ども達に教育という形で遺産を残すことを考えた方がいいと思うのは私だけ!?




posted by るしあん at 22:54| Comment(0) | 日記