2019年06月20日

変化する万物にあって不変なるもの


あまり報道されなかったので知る人は少ないと思われますが、先月20日、「重さの基準」が変わったそうです。

物理学・量子力学を専攻していた息子に聞いたのですが、私にはチンプンカンプンで……。

簡単にいえば、これまでは「ル・グランK」と呼ばれる1s分銅が質量の単位(重さの基準)になっていたのですが、「プランク定数」と呼ばれる極小の物理定数が基準になったそうです。
130年に亘り「国際キログラム原器」として使われたこの白金イリジウム合金の分銅が、不変のものと考えられていたのにわずかに質量が減少していたことが判明。
科学の世界では重さの単位も不変にすべきという意見が強くなっていました。


今回、「重さ」の単位が物理定数に置き換わったことで、全部で7つある「基本単位」がすべて物理定数になったそうです。

「長さ」も私が小学生の頃は、地球の大きさを基に作られた金属製の「メートル原器」が1メートルの基準だと教えられた記憶があります。
今は「一定時間に真空の中を光が進む距離」が基準だそうです。



文系の私には、もう何が何だか全然理解できませんが、単位を物理定数に変える理由は単純明快。

「遠い星の地球外生命体と交流をするようになった時にも、重さや長さ、速さ、温度などの単位をきちんと伝えらるようにするため。」



tani.jpg



日本では、厚生労働省の不正統計、防衛省のグーグル・アショア(間違えました、イージス・アショアだ)、アソウさんが間違いだと言って受け取らない老後不足資金の2,000万円、アベさんが言い張る安心の100年、札幌児童相談所の48時間……  他にもまだまだ……


見渡せば、私達のまわりは「不合理な数字」が飛び交っています。



こんないい加減な数字があふれていると、「いつ、どこで、誰が(例え宇宙人が)測っても、“不変”な単位」のなんとすがすがしいことか!!





posted by るしあん at 20:31| Comment(0) | 日記

2019年06月19日

富栄養化


昨日のブログで肥料のことについて綴りましたが、私は決して化学肥料を推奨しているわけではありません。
私自身は、なるべく無農薬で栽培し、土が痩せてくると有機肥料(牛フンや馬フンetc.)を使っています。
化学肥料は、土の酸性化の中和のために苦土石灰を使い、あとは畑を休ませる時に雑草の根を溶かすために石灰窒素を使うくらいにしています。


今日は、化学肥料が自然破壊する事例をひとつ紹介します。
ホームセンター園芸館などでは、実に様々な肥料が安価で並んでいます。
有機肥料はじっくり効くのに比べ、化学肥料は即効性があって、ついつい手軽に使ってしまいます。
そして、必要以上の量を使ってしまいがち。

生育のスピードが遅いときに大量の肥料をまいても、野菜はその栄養を吸収しきれません。
そして、余分な、化学肥料に含まれる硝酸態窒素などの窒素成分が雨水に溶け込み地下水を通じて海に流れ出ていくのです。
結果、海中の窒素やリンなどの栄養物が過剰になってしまいます。

この「富栄養化」が、サンゴ礁に深刻なダメージを与えているのです。



数年前より、東京農業大学、琉球大学、地元環境団体が共同で、与論島など南西諸島で実証実験を行っています。
それによると、サトウキビの栽培初期に大量の化学肥料が用いられ、その時期に地下水の窒素濃度が高い傾向にあることを突きとめました。
そして、その地下水の窒素がサンゴ礁海域に流れ込むと、植物プランクトンや藻類を異常発生させてしまいます。
そうすると、海の透明度が落ちてしまい、サンゴの中で生きる褐虫藻の光合成を妨げてしまい、やがてはサンゴを死滅させてしまうというのです。


san5.jpg



海無し県の群馬の山間部で百姓していても、なかなか海にまで思いを馳せることはできませんが、ときには田畑から沁み出た富栄養水が利根川を通じて海に流れ込むところを想像してみるのもいいかもしれません。




肥料に関して言えば、与え過ぎは返って野菜の成長を妨げてしまうとも言われています。
まさに“過ぎたるは及ばざるがごとし”。


「無駄な肥料をまくことがなければコストが下がり、収穫量があがる。
農家にとってもいいことだし、地下水や海の環境負荷も軽減できる。」


ときには、こんなことを考えながら化学肥料を使ってください!!





posted by るしあん at 15:47| Comment(0) | 日記

2019年06月17日

“チリカ”と“ハミネ”


今日は農業の話題。

みなさんは標題の“チリカ”と“ハミネ”って言葉、聞いたことがありますか?

チリカとは窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)のことで、ご存知、野菜や植物の3大栄養素のことです。
かたや、ハミネは、葉肥(はごえ)・実肥(みごえ)・根肥(ねごえ)を指しています。

窒素は葉に効き、リン酸は実や花の栄養になり、カリウムは根の成長を助けるのです。

これを知っていれば、例えば、家の花壇の花が病気がちで元気がない時などは、カリウムの追肥で根の抵抗力を上げるなどの治療ができます。
また、小さなつぼみが付いたらリン酸の追肥で花を大きく育てられます。

ホームセンターでは、いろいろな総合化学肥料が販売されていますが、どれも同じではなく成分量が「○:○:○」と表示されています。
今、自宅の花壇や菜園には、どんな栄養が必要かを知ったうえで、肥料選びをすることをおすすめします。
是非、“チリカ”と“ハミネ”を順番を間違えずに覚えておいてください。


tirika01.jpg
tirika03.jpg

tirika02.jpg



ところで、或る稲作のじいさん、「俺は○個の苗箱で○俵も獲るんだ」が口グセ。
いつも屁理屈をこねて延々と自慢するものだから、近所の農家もうんざりしています。

「こんなに獲れるのに誰も俺の農法をマネしねえんだよなあ!」

って、当たりめえじゃあねえか。
だってこのじいさん、追肥にリン酸を投入して稲穂は大きく育つものの茎が青々と伸び根が張らず、毎年必ず倒伏させるのです。
倒すと稲穂が水に浸かったり、発芽しないように早めに落水しなければならず、コメの味が極端に悪くなります。
まさに「味より量」のやり方。
こんな不味いコメがライスセンターの乾燥機で他の農家と混じってしまうのだからホントいい迷惑です。

そんなこともあって、私はライスセンターを利用しないで、自分の作ったコメに他のコメが混じらないように個別乾燥をしています。
その方が「味」に責任を持てますし、努力と工夫を怠らなければちゃんと美味しいおコメに育ってくれますからね。


あっ、ちなみにこの嫌われ者の屁理屈じいさん、例のクレーマーです (`ヘ´;)bu-bu-




とはいえ、やはりコメにも野菜にも一番必要なのは“お天道様”です。
あまり化学肥料には頼らず、光合成と糞肥料などの自然由来のもので美味しく育てたいものですね!!




posted by るしあん at 23:09| Comment(0) | 日記