2019年09月11日

田んぼには案山子が、、、


今日は久しぶりに伊香保水沢街道のお食事処『鹿火屋(かびや)』に寄りました。
茅葺き屋根で囲炉裏造りなので、まるで時代劇に出てきそうなたたずまいは、観光客に人気が高く、週末はいつも大変な賑わいをみせています。
先代(私の同級生のお父さん)はチョンマゲを結っていて、私の父親と一緒に農業委員会の旅行でシンガポールに行った時は、行く先々で「Oh! ジャパニーズ・サムライ!」と声がかかり人だかりができたそうです。
もう昔々の話し。当時のシンガポールはヒッピーのような長髪の男は入国できませんでした。
チョンマゲを解いたザンバラ髪が入国審査を通らず、仕方なくその場で髪を結直し、「日本の伝統的な髪型だ」と言って、ようやく入国できたのだとか、、、
今でも歩きガムで罰金が科せられるなど、風紀に厳しい国なんですね。



kabiya02.jpg

kabiya01.jpg




さてさて、今日の本題。
“鹿火屋(かびや)”とは、もともとは田畑の畦に立つ“掘っ立て小屋”のことを指す呼び名だったんですよ。
今は全く見かけなくなりましたが、新潟の方に行くと広い田園地帯の中にポツンと立つ庵のような古い小屋を見ることがあります。
現在は用水ポンプ小屋として使われているようですが、なかには昔の鹿火屋の名残りもあるようです。

この鹿火屋、文字通り、昔はこの小屋の中で鹿などの獣の肉や毛皮などを焼いたのです。
そうすると、その匂いを嫌がり、鹿やイノシシ、鳥などが田畑に近づかなかったといいます。
悪臭を嗅がして鳥獣駆除をした先人の知恵には、ただただ敬服するばかりです。
これも消えてしまった伝統風俗のひとつです。

私が子供の頃は、“自動銃声発生機”というのがあって、一定時間が経過するごとに自動的に爆竹を炸裂させる機械があったんですよ。
それも今は騒音苦情により無くなってしまいましたが、、、 百姓版消えた昭和遺産ってとこです。



さて、今も昔も黄金色に輝く田んぼを雀から守ってくれる案山子(かかし)。
昭和の始めの頃までは“かかし”ではなく、“かがし”と呼ばれていたそうです。

その語源は“嗅がし”!!
そう、その昔、鹿火屋を用いて悪臭を嗅がして鳥獣よけにしたことに由来しているんですよ。


田んぼで意味も知らずにボゥ〜と案山子を立てている百姓諸兄のみなさん。
先人の知恵に敬意を表さないと、チコちゃんに叱られちゃいますよ (^o^)



ちなみに、水沢の『鹿火屋』さんは、夏はトウモロコシ、冬はイモ串を焼く香ばしい匂いが立ち込め、それはそれは美味しそうないい香りです!!



kagasi02.jpg

kagasi01.jpg

先輩んちの田んぼ。この案山子、夜見るとまるでホラー \(-o-)/ヒ〜〜。
雀じゃなくて、人間の方が逃げ出します!




posted by るしあん at 23:52| Comment(0) | 日記