2020年03月03日

デマ


先日、お店の消耗品の仕入れに近所のドラッグストアに行ったらビックリ!
開店前から入口には30人ほどの行列が、、、
「あれ!? 今日は特売日だっけ?」なんて思って、入口がすくのを待って店内に入ったら、なんとすでに、マスクのみならず、トイレットペーパーやティッシュペーパーなど紙製品までもが、買いだめのために商品棚から姿を消していた‥‥

店員さんによると、赤ちゃん用・大人用紙おむつ、犬用トイレシートまでが買いだめの対象となっているのだそう。


その原因は明らかで、SNSで「中国で紙製品の製造ができなくなって輸入がストップした」というデマが拡散したことによるもの。

日本家庭紙工業会によると、日本の紙製品はほとんどが国内生産であり、在庫は十分にあるそうです。

買いだめに走る必要などまったくないのにもかかわらず、トイレットペーパーやティッシュペーパーなど紙製品が棚から消えてしまう、、、
リスク心理学では、買いだめについて、「品薄になると耳にした人がいつもの倍の商品を買おうとすると品薄になり、店頭から商品が無くなる。それを見た人がさらに購入しようとし、社会的な現象になる」とされています。



kietakami01.jpg



人々がコロナの混乱の渦中に、デマを流すなんてとんでもない“バカ野郎”ですが、私はマスコミにも責任の一端があると思います。

先月中旬、マスクの品薄が深刻になってきた時に、香港の混乱ぶりを伝えるワイドショーがありました。
マスクの奪い合いの映像を流したり、「中国本土と香港を結ぶ幹線道路を封鎖するためトイレットペーパーが入らなくなる」というウワサから買占め騒動が起きているという映像を流したりしていました。
それを見たコメンテーターは、「そういやあ、日本でも、オイルショックの時にトイレットペーパーが無くなったなあ〜」と能天気な発言をしていました。

その場で、きちんと「日本では紙製品は国内生産をしているので買いだめなんて必要ないですね」と伝えればいいのに、、、
どこか、対岸の火事を面白がっているだけの薄ぺっらな報道をしていました。

もしかしたら、デマを流した輩は、ウソを流すつもりではなく、香港の映像を見て、本気で日本も中国からの紙製品の輸入が止まると思ってしまったのかもしれません。



kamigakieta02.jpg



そして、これがネットで見つけた最近の香港のスーパーの様子。
既に、棚には充分な紙製品が並んでいます。
香港の騒動を伝え視聴者に少なからず不安を与えたワイドショーは、その後どうなっているのかきちんと追っかけ取材をすべきなのでは!?




oilshock.jpg



ところで、オイルショックは、私が小学校6年生の時に起きました。
その時のトイレットペーパー買占め騒ぎの発端は、大阪千里ニュータウンのスーパーで始まったと言われています。
特売品の目玉のトイレットペーパーが売り切れてしまい棚が空っぽになってしまいました。
そこで、店側は棚を補充するために2倍の価格の高級品を並べました、、、
それを見たお客が、いよいよトイレットペーパーの値上げが始まってしまったと勘違い。
そこから一気に騒動が全国に広がっていったとされています。
パソコンやスマホ、SNSなどがない時代なのに瞬く間に広がりました。
背景にはオイルショックで諸物価が急騰していた時期であり、トイレが水洗に変わっていく過渡期にあり、消費者心理が不安定だったからといわれています。


ご想像の通り、群馬の片田舎の百姓の我が家は、当時はまだボットン便所でしたので、チリ紙さえあればトイレットペーパーなどこの世から消えようが一向に困らない貧乏家でした。
「なんであんなにトイレットペーパーの獲りっこをしてんだろう?」と、どこか冷静にテレビを見ていた気がします。
「渦中にいる人は自身の狂乱ぶりがわからない」「騒動の外にいる人は冷静に物事を見ることができる」のかもしれません。



みなさん、こんな時だからこそ何事も心静かにいきましょう!!!




ちなみに、前述のワイドショーでは、
「犬もコロナを媒介すると信じている中国人のおっさん」も映していました。

くっだらねえデマが拡散したらどうすんだ!!

昨今のマスコミ報道にいささか疑問を感じている私なのです……





posted by るしあん at 21:38| Comment(0) | 日記