2020年03月08日

リテラシー


もう四半世紀程経つだろうか、、、 私が金融機関で顧客総合相談職に就いた時期は資産運用能力が高く求められるようになった頃でした。
銀行と証券会社の垣根が取り払われ、投資信託を銀行の窓口で販売するようになり、“歩くATM”のような仕事しかしてこなかった私みたいな渉外係は連日、研修づけで、非常に苦労した覚えがあります。
ちょうどその頃だったと思います、『金融リテラシー』という言葉が使われ出しました。

今、“リテラシー”はビジネス用語として広く使われるようになり市民権を得ています。
昔は狭い意味で“読み書き能力、識字率”と訳されていましたが、現在では「ある特定分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理し、それを自分の言葉で表現したり、判断したりする能力」として用いられています。




さて、なぜ、冒頭にこんな固い枕話を書いたかというと、昨今のテレビの報道を見ているとあまりに“一辺倒”に感じてしまうから。

そして、私達ひとりひとりが身に付けなければならないのが『メディアリテラシー』だと強く感じてしまいます。



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この1・2カ月、どこのテレビ番組を見ても“コロナ”ばかり。
いたずらに“クラスター”を取り上げ国民の恐怖をあおったり、、、
そもそも私なんてクラスターって聞けば「クラスター爆弾」しか思い浮かびませんでした。
“集団”という意味であることは、今回のコロナ騒ぎで初めて知りました。


日本総研主席研究員の藻谷浩介氏によると、テレビもネットも新型の脅威だけを騒ぐのは、「新たな脅威が海の向こうからもたらされることに対する、島国の住民としての本能的な忌避感」が背景のひとつにあるのだそう。

今回のように外国発の病原菌には過度に敏感になってしまうのはいたしかたのないこと。

とはいえ、テレビニュースやワイドショーがコロナ一辺倒になるのはちょっとあぶない気がします。

例えば、、、
東京高検検事長の定年延長をシレ〜と閣議決定。
政治に近いとされる人物が検事総長に昇格する道が開けました。
アベさんの大好きな“オトモダチ”人事なのか、これで政治関係案件に対する高検の矛先が鈍れば、「法の下の平等」への信頼は失われてしまいます。
そもそも三権分立の主旨からいえば、政治が司法の人事に介入していいはずもなく、司法当局が最優先で守るべき日本の法秩序の崩壊をもたらす危険な出来事です。
こんな好き勝手が許されていいのか!
こんな一大事もコロナのニュースの陰に隠れてしまいました。



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このような時だからこそ、「メディアで流れる情報に受け身にならず、自分の頭で客観的に判断できるか!」つまり『メディアリテラシー』が重要なのです。




「ウイルスのパンデミックよりも、報道のパンデミックの方が大打撃だ」
ある地方都市のタクシー運転手のつぶやきです。
群馬県内の温泉街でも多くのホテルでキャンセルが相次いでいるそうです。
根拠のない風評による被害も、一辺倒報道のもたらした弊害のひとつかもしれません。
こうした風評被害も国民ひとりひとりがあふれる情報を正しく取捨選択できれば防ぐことができるはず。



こんな時だからこそ、『メディアリテラシー』を心に留めて正しい情報を受信しましょう!!!




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posted by るしあん at 23:51| Comment(0) | 日記