
“親愛なる石垣のりこさま”と言っても実は、私、あなたのことは全く存じ上げませんでした。
このたび、貴方の心温まるツイートを見させていただき、腸(はらわた)が煮えくりかえる程の“熱き想い”を抱きました。
一目ぼれでしょうか? いやいや、貴方の顔も存じ上げないのに!?
でも、貴方の素敵な文章は私を一発で虜(とりこ)にしてくれました。
不思議ですね。会ったこともないのに、私は貴方の名前を忘れることはないでしょう。
私の弟は安倍総理と同じ潰瘍性大腸炎を患って苦しみました。
そして36歳という若さで亡くなりました。
貴方がアナウンサーとして活躍していた年頃でしょうか。
貴方のお言葉を借りるなら、私の弟も「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」だったわけです。
高校の教壇に立ち生徒たちに一生懸命、英語を教えていました。
また、女子バレー部の顧問として休日返上で共に汗を流したり、遠征試合に出かけていました。
難病と闘いながら生徒たちと懸命に向き合っていました。
あっ、ところで、石垣のりこさま!
貴方は当然、難病の意味は御存知ですよね。
原因も完治の方法も分からないから“難病”と言われているんです。
私の弟に危機管理能力というものがあれば、自分で難病をコントロールして、生徒たちの前では体を壊すことがなかったのでしょうね。
うちの弟も安倍総理も自分で病気の発症も完治もコントロールできない“ダメな奴”でホントごめんなさい。

貴方のようにFMラジオのアナウンサーから政治家に転身し華やかな景色ばかり見てきたその目では、他人(ひと)の苦しみや痛みは見ることができないのでしょうね。
あっ、決して悪口を言っているのではありませんよ。
だって、私は、思いやりの欠片も無い貴方が大好きです。
日本中の難病に苦しむ人やその家族を平気で傷つけることができるその発信力は「さすが元アナウンサー!」とほれぼれしてしまいます。
でも、“発信力”と反比例する貴方の“想像力”の欠如には、ただただ呆れるばかり、、、
大好きな貴方にこの言葉をお送りします。
「駟馬も追うに能わず」
ごめんなさい、元アナの貴方には釈迦に説法でした。
『駟もツイッターに及ばず』
こちらの方が貴方にぴったりですね。
よろしかったら覚えておいてくださいな。
そうそう、私、笑っちゃったんですよ。
貴方の所属する「立憲なんとか」という野党。
綱領に、「……多様性を認めつつ互いに支え合い……」とか唱っているんですね。
難病と闘いながら仕事をしている人がいます。
大きな病気をしながらもオリンピックを目指し、懸命にリハビリを続けレースに復帰したアスリートがいます。
私の愛する盲学校の生徒は目が見えなくたって一生懸命太鼓の練習をしています。
LGBTということで偏見の目にさらされようとも懸命に生きている人がいます。
これを“多様性”って言うんじゃないの?
綱領じゃ綺麗ごとを並べたって、貴方の冷酷さや浅はかさを見ればおおよそ「立憲なんちゃら」の本質が見えた気がします。
それに気付かせてくれた貴方が大好きです。
実は野党の再編にも少〜〜し期待するところがあったのですが、それも今、消え失せました。
所詮、野党は集まったって野党なんでしょうね。
危機管理能力のない安倍総理がこんなにも長く続けてこられたのは、安倍総理をも上回る野党の危機管理能力の無さのおかげだったのかもしれませんね。
最後に、のりこさま。
もし機会があれば、難病と闘っている方やその家族にお会いしてみたらいかがですか。
「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人たち」かどうか、その目でお確かめください。
追伸:
ごめんね。
私は群馬県人なもので選挙になっても愛する貴方に投票することができません。
でも心配しないで。
心優しい宮城県の友人に頼んでおくから。
あっ、でも貴方は「良識の府」の人だから解散になっても関係ないのか、、、よかったネ!
それから、おわびする時は心からおわびした方がいいと思うよ。
“福山幹事長からご指摘いただいたからお詫びします”じゃ傷ついた人の心に届かないぞお!
それに、ツイートで言い訳を並べたら余計に白々しく感じちゃうよ。
謝るときは、きちんと人前に立って、自分の言葉で謝らないと。
あなたの上司のフクヤマなる御仁はそんなことも教えてくれないの?
石垣のりこさまへ
潰瘍性大腸炎で弟を亡くした兄より、愛をこめて……

貴方しかいないと思います!
難病患者をバカにする人は!!