2020年11月04日

月のうさぎA


数か月前に、私の母(サラのひいばあちゃん)の死を間近で見たサラは、最近、仏教に興味を持って、図書室からいろいろな本を借りてくるようになりました。
葬式の際、住職(サラ達の通っていた保育園の園長先生)があまりに悲しむサラ・ミラに
「ひいおばあちゃんは今、仏さまになる修行をしているんだよ。極楽という天国から、いつもサラちゃんとミラちゃんを見ていて、そして守ってくれるからね。」
住職のなぐさめに少し悲しみが和らいだ2人っ子でした。


サラ・ミラそれぞれの同級生で仲のいい友達がいて、そのふたりは学校の近くのお寺の姉妹なんです。
何事もとことんやるサラは、そのお友達からふりがな付きの般若心経をもらってきて早速、読経の練習を始めました。
そして何でもお姉ちゃんを真似るミラも読む練習を始め……
わずか3〜4日で丸暗記して、今では二人揃って曾祖母の仏壇の前で唱えることができるまでになりました。
「じいじ、般若心経、知ってる?」
「知ってるよ。居眠りしちゃっても坊さんが“ギャーテー・ギャーテー”って言い始めたら目を覚ませばいい、あれでしょ!?」
「じいじ、ばちあたりだね!」



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さて、そんなサラから教えてもらったうさぎが月にいる理由。
仏さまの教えを学ぶ本にあった話しだそうです。
昔、食べる物もなくやせ細ったか弱い老人がいたそうな。
そこを通りがかったサル・キツネ・ウサギ。
「可哀そうなおじいさん、私達が食べ物を持ってきましょう。」
木登りの得意なサルは木の実をとり、キツネは川で魚を捕まえました。
ところが狩りのできないウサギは何もおじいさんにあげることができません。
そして、、、
「おじいさん、ごめんなさい。私は何もできません。せめて、私の肉を食べてください。」
と言うやいなや、火の中に飛び込んでしまうのでした。
ウサギのやさしさに深く感動したおじいさん。
実は、彼は阿弥陀如来だったのです。
阿弥陀さまは、
「なんと優しい清らかな心を持ったウサギよ。
あの美しい月で静かにお休み。」
そして、ウサギを月に連れていったのです、、、



そうだったのか、、、
かぐや姫のペットだなんて言ってごめんなさい。



それにしても、仏教にしてもキリスト教にしても、根底にあるのは人々の幸せと安寧のための“自己犠牲”なんだなあ。
世俗に汚れた私の心じゃ、涅槃はまだまだ遠い……




今宵の月も美しい。
さて、ブログも打てたし、月のうさぎを愛でながら月見酒でも一献いただこう!!!




posted by るしあん at 22:25| Comment(0) | 日記