2021年07月02日

『是非を問わない』ということ


香港では、先月、とうとう『りんご日報』が廃刊に追い込まれ、「報道の自由」が終焉を迎えました。
ミャンマーの軍事クーデター然り。
民主主義は、なんてかくも脆いものなんでしょう。


貴方は、香港問題を「他山の石」と見ますか?
それとも、所詮は「対岸の火事」でしょうか?



もうすぐ東京オリンピックが開催されます。
世界では変異株が猛威を振るい始めて、ロックダウンを実施している都市もある中で、何が“新型コロナに打ち勝った証し”なんでしょう?
私は今でも開催には反対です。
そして、過般の世論調査では7割弱の国民が開催に疑問を持っていることがオンラインニュースに載っていました。
多くの人が「五輪後の“後の祭り”」を恐れているんです。
にも関わらず、センセイ方からは、明確な説明(開催の意義、感染防止の具体的対策→バブルの穴をどう塞ぐのかなど、、、etc.)は、この期に及んでも聞こえてくることはありません。

そもそも、政府や組織委員会は、開催の是非を国民に問うたことはあったでしょうか。
IOCに阿(おもね)るばかりで、国民の考えを蔑(ないがし)ろにする「罪」は重いと思うのですが、、、



私には、このオリンピックで垣間見えたことが不気味でなりません。
例えば、、、
・国民の声が届かない(権力による独善?)
・説明責任を果たさない(国民をバカにしてんの?)
・マスコミは政権に同調(開催反対を訴えるマスコミは無いの?)
・国民の考える機会を奪い、権力に巧みに従わせる(コントロールはいとも簡単?)
などなど……

これって、明らかに「日本の民主主義が弱体化している」ってことじゃないの?



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イタリアでは、「『説明しないこと』こそが民主主義に反する権力の行使であり、国民を“無力化”させる手法なのだ」と言われます。
なんでイタリア?

実は、『情報公開制度』は古代ローマ時代のイタリアで芽生えたのだそう。
紀元前59年、執政官に就任したカエサルは、元老院の議事録を公開する制度を定めたそうです。
その結果、貴族の権力はそがれ、隠れた不正ができなくなったそうです。
これが、“民主主義への第一歩”といわれています。

それから2,000年以上も経っている今現在の日本―――
安倍政権下では文書が改ざん・破棄され情報は隠された。
菅官房長官(当時)は、「情報隠しの指摘は当たらない」と繰り返し、説明には背を向け続けている。
ようやく“赤木文書”が発見されても麻生財務相は取るに足らない物と遺族を傷つけた。
そして、菅政権下の今、コロナ対策・五輪開催について自分の言葉で語らず官僚原稿の棒読みに終始し、“説明責任”など果たしたためしはない。



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「あ〜あ、何やってんだか ↴↴↴↴↴ 」
カエサルのためいきが聞こえるわ <`ヘ´>怒

古代ローマの権力者だって、議事録公開には難色を示したものの、さすがに改ざんまではしなかった、、、



おごる権力者に、考えることをしない国民―――
これって、戦争前夜と同じなのでは!?




こっちがその気になれば、世論がどうであれ、オリンピックを開催するなんて簡単なもんさ!
国民の声なんて“屁”みたいなもんよ!

こんなセンセイ方の声が聞こえてきそうなオリンピック前夜です。





posted by るしあん at 21:16| Comment(0) | 日記