2021年10月31日

実力の世界(本題)


今日は衆院選。
投票時間はとうに過ぎた夜中なので、好き勝手に書こうと思います。


観たい番組があってテレビを点けると、今晩はどのチャンネルも選挙特番ばかり。
候補者の顔を見渡せば、なんと世襲議員の多いことか。
実に嘆かわしい。
いつから政治が“家業”になってしまったんだろう。
中には、ただ議員の家に生まれたというだけで、その実力も無い人が政治家になっている場合もあるんじゃない?
そして、志や実力があっても、叩き上げには超狭き門で政治家になるのは夢のまた夢、、、
これじゃ、日本の政治はどんどん先細りしてしまう、、、



もう、こうなりゃ、いっそのこと、政治家の世界も落語家のように「階級精進」にしちゃえば!?
総理大臣を務めた1代目を「名跡」にしてサ。



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例えば、ここ群馬では「福田赳夫」、「中曽根康弘」、「小渕恵三」を初代の名跡。

@まず、政治を志す者は、いろいろな政治家の仕事ぶりを見て、どの政治家を師匠と仰ぐかを決めます。
一門の門を叩き、前座見習いとして厳しい修行に明けくれます。
兄弟子のカバン持ちや師匠の家の雑用など、ここではまず人間を磨くことが目的です。

Aそして、ようやく前座。
前座は事務所への出入りを許され、事務所の雑用をこなしながら兄弟子に着いて政治のイロハを学びます。
師匠の車の運転をすることもあるのですが、時間があれば車内で師匠の薫陶を受けることもできます。

B前座で4年ほど精進すれば、いよいよ二ツ目に上ります。
ようやく「福田家(ふくだや)なにがし」、「中曽根亭(なかそねてい)なにがし」、「小渕乃(おぶちの)なにがし」という名前を名乗れます。
仕事は師匠の秘書。ここで、生の政治を学びます。
ここでの修行もやはり厳しいのです。だって、政治の世界は厳しいのですから。

Cさあ、修行も終わり、いよいよ立候補です。
当選すれば見事、真打ちとなるのです。
やっと政治家です。師匠となり、弟子も取れます。
ここで満足するものもいれば、やっとスタートに立てたと更なる高見を目指す者もいます。

D研鑽を続け、知識、志、行動力、そして人間性に優れた者だけが、大臣などの要職に就き、やっと「二代目福田赳夫」、「二代目中曽根康弘」、「二代目小渕恵三」を名乗ることができるのです。

※当然ですが、息子や娘というだけでは跡を継ぐことはできません!!




さあ、政治家を落語の世界で例えてみりゃ、世襲センセイ達の何人が本当の政治家になれるんだい?



当選したセンセイ方。
ここで満足ですか?
やっとスタートに立てたと更なる高見を目指して精進を続けますか?

国民はあなたが思うほどアホじゃありませんゼ。
ちゃ〜んと、あなたを見てますよ!!





※話しの進行をわかりやすくするため、群馬旧3区御三家を例に使わせていただきましたが、他意はございません。
決して、ご子息、ご令嬢、お孫さまのセンセイ達をディスってるわけではございませんので!!
センセイ達の益々のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げております。







posted by るしあん at 23:50| Comment(0) | 日記

2021年10月30日

実力の世界(まくら)


先日、私の大好きな落語家、柳家小三治さんについて書きましたが、この名跡は10代目。
その師匠の小さんさんは5代目。

みなさんご存知の通り、落語家には「前座見習い」「前座」「二ツ目」「真打ち」という階級があります。
「真打ち」になれば弟子を取れ“師匠”と呼ばれます。
昔の高座には照明用にろうそくが立っていて、寄席の最後の出演者がろうそくの芯を打つ(切って消す)ことをしたため、トリを努める落語家を「芯打ち」と呼び、縁起を担いで“芯”を“真”という漢字に変えた―― こんな由来があります。

当然、実力がなければ真打ちに昇進できません。
そんな真打ちの中にあって、尚、ずば抜けた技量、人間性を持ち合わさなければ、○代目○○という「名跡」を名乗ることはできないのです。

決して、家業で落語をやっていて親父が2代目だからその息子は3代目を名乗っているわけではないのです。


そもそも実力の世界では“家業”などはありえません。



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ところで、明日は衆議院議員選挙なんだってねえ!?




posted by るしあん at 22:08| Comment(0) | 日記

2021年10月29日

何かにつけて昔を懐かしむ私…… 


明後日は、衆院選投票日。
今朝の上毛新聞に掲載された、市民の政治に対する関心度調査を目的に同社が行ったオンライン・アンケートによると、、、
国会議員がコロナ対策に貢献したか尋ねたところ、半数の人が「思わない」など否定的な回答だったそうです。
また、自分の一票で世の中が変わると思うと答えた人も半数だったとか。
(詳細は是非、上毛新聞をご覧ください。)



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女房は、「結果はわかってるし、別に入れたい人もいないから投票には行かない」とのこと。
確かに、我が家の所の選挙区は、“自民の2世議員”と“顔も知らない共産議員”のどっちかを選ぶ選挙なので、盛り上がりに欠けるし、投票行動は二者択一OR無効票のみ……
これも小選挙区の宿命なのかもしれない、、、

ただ、選挙に行かないことは「書きたい人がいない」という意思表示にはなりません。
選挙は民主主義の根幹を為すものであり、投票権は私達の大切な権利です。
書きたい人がいないなら、きちんと投票所に足を運び、白票を投じればいいんです。

私が選挙権を得た二十歳頃は、衆院選は中選挙区。
ここは、保守は福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、野党は社会党が山口鶴男、共産党は2名を擁立、それに公明党や無所属からも立つという全国一の大激戦区でした。
与野党とも皆素晴らしい大政治家で、同じ保守でも訴える政策が違っていて選択肢は多く、なにより選挙というと市民が熱くなり、政治が面白かったのです。

私は今の小選挙区から中選挙区に戻すべきと思う一人なのですが、、、
元を糺せば、中選挙区では熱くなりすぎて現金が飛び交ったり、派閥色が強くなりすぎ、結果、“金権政治”を生む温床とされ、その反省から今の小選挙区に変わった経過があります。
「政治とカネ」を考えれば、まあ、戻すのは無理なんだろうなあ。


まさかとは思うけど、このまま国民には政治に無関心でいてもらった方が、政権には都合がいいなんて理由で戻さないとか?



いずれにしても、日本を良くしていくためには、政治に無関心になってはいけません。

日曜日は投票に行ってからるしあんに遊びに来てください!!

ご来店をお待ち申し上げております。




posted by るしあん at 20:24| Comment(0) | 日記