今日は衆院選。
投票時間はとうに過ぎた夜中なので、好き勝手に書こうと思います。
観たい番組があってテレビを点けると、今晩はどのチャンネルも選挙特番ばかり。
候補者の顔を見渡せば、なんと世襲議員の多いことか。
実に嘆かわしい。
いつから政治が“家業”になってしまったんだろう。
中には、ただ議員の家に生まれたというだけで、その実力も無い人が政治家になっている場合もあるんじゃない?
そして、志や実力があっても、叩き上げには超狭き門で政治家になるのは夢のまた夢、、、
これじゃ、日本の政治はどんどん先細りしてしまう、、、
もう、こうなりゃ、いっそのこと、政治家の世界も落語家のように「階級精進」にしちゃえば!?
総理大臣を務めた1代目を「名跡」にしてサ。

例えば、ここ群馬では「福田赳夫」、「中曽根康弘」、「小渕恵三」を初代の名跡。
@まず、政治を志す者は、いろいろな政治家の仕事ぶりを見て、どの政治家を師匠と仰ぐかを決めます。
一門の門を叩き、前座見習いとして厳しい修行に明けくれます。
兄弟子のカバン持ちや師匠の家の雑用など、ここではまず人間を磨くことが目的です。
Aそして、ようやく前座。
前座は事務所への出入りを許され、事務所の雑用をこなしながら兄弟子に着いて政治のイロハを学びます。
師匠の車の運転をすることもあるのですが、時間があれば車内で師匠の薫陶を受けることもできます。
B前座で4年ほど精進すれば、いよいよ二ツ目に上ります。
ようやく「福田家(ふくだや)なにがし」、「中曽根亭(なかそねてい)なにがし」、「小渕乃(おぶちの)なにがし」という名前を名乗れます。
仕事は師匠の秘書。ここで、生の政治を学びます。
ここでの修行もやはり厳しいのです。だって、政治の世界は厳しいのですから。
Cさあ、修行も終わり、いよいよ立候補です。
当選すれば見事、真打ちとなるのです。
やっと政治家です。師匠となり、弟子も取れます。
ここで満足するものもいれば、やっとスタートに立てたと更なる高見を目指す者もいます。
D研鑽を続け、知識、志、行動力、そして人間性に優れた者だけが、大臣などの要職に就き、やっと「二代目福田赳夫」、「二代目中曽根康弘」、「二代目小渕恵三」を名乗ることができるのです。
※当然ですが、息子や娘というだけでは跡を継ぐことはできません!!
さあ、政治家を落語の世界で例えてみりゃ、世襲センセイ達の何人が本当の政治家になれるんだい?
当選したセンセイ方。
ここで満足ですか?
やっとスタートに立てたと更なる高見を目指して精進を続けますか?
国民はあなたが思うほどアホじゃありませんゼ。
ちゃ〜んと、あなたを見てますよ!!
※話しの進行をわかりやすくするため、群馬旧3区御三家を例に使わせていただきましたが、他意はございません。
決して、ご子息、ご令嬢、お孫さまのセンセイ達をディスってるわけではございませんので!!
センセイ達の益々のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げております。