ラムズフェルド米国防長官(当時)が来日した際、「世界一危険な米軍施設だ」と感想を述べたのは、沖縄普天間飛行場を空から視察してのことでした。
当時は、飛行場に隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したばかり(2004年)。
翌年、名護市辺野古のキャンプ・シュワブへの移設が決まり、辺野古沖の埋め立て案で日米両政府が合意し、稲嶺知事(当時)も容認を表明しました。
10年ぶりに動き始めた普天間移設でしたが、ここで登場したのが宇宙人首相ハトヤマでした。
「最低でも県外移設」と、代替案も無いのに勝手に宣言して、日米関係を悪化させ、沖縄県民を混乱に巻き込みました。
もしかしたら、これが“悪夢”の民主党政権の始まりだったのかもしれません。
ひっかきまわした挙げ句、2010年5月、06年合意を踏襲した形で辺野古移設案で合意して、ハトヤマは迷走の責任をとって翌月辞任しました。
この後、カンで東日本大震災、、、 民主党政権の悪夢は続いていくのです……
普天間飛行場では、4年前に、大型輸送ヘリが窓を落しました。
落下したのは、普天間第二小学校の校庭。
なんと、体育の授業をしている児童の間近に落ちてきたのです。
死傷者がでなかったのは不幸中の幸いでした。
普天間第二小学校では今日も子ども達の頭上を爆音を轟かせてヘリと戦闘機が飛び交っています。

つい先日、米海兵隊キャンプ・ハンセンで新型コロナのクラスターが発生しました。
なんと、米軍は出国時検査を免除していたそうです。
陽性の米兵が日本に入ることなんて、アメリカはまるで気にしていないことの表れです。
オミクロン株が世界的広がりをみせているさ中、アメリカにとっちゃ日本の水際対策なんて所詮、他人事なんでしょう。
日本側の要請でようやく検査を始めたものの、今度は酒気帯び運転の容疑で、米兵が相次いで逮捕される始末。
米軍にしてみれば、県の外出自粛要請もまた他人事だったということか、、、



第5波では他県に増して苦しんだ沖縄県民のみなさんにとっては、米軍の新型コロナに対する意識の低さは、なんとももどかしいでしょう。
これも基地があるゆえのリスクです。
しかし、それは、あまりに理不尽なリスクです。