沖縄県知事選は玉城デニー知事の再選で決着しました。
遠く離れた群馬の地では各候補がどんな人かも分からず、争点は相も変わらず「辺野古移設」一辺倒で、、、
沖縄の皆さんには大変申し訳ありませんが、おのずと興味は薄く、知事選のニュースは聞き流していました。

ここ数年緊張が続く台湾情勢ですが、8月のペロシ米下院議長の訪台により、尚一層、緊迫化しています。
中国の習近平国家主席は「(中台)統一という歴史的任務は必ず実現しなければならない」と言明。
アメリカのハイレベルな訪台に報復するかのごとく、中国軍機を台湾の防空識別圏に多数侵入させ、艦船で島を取り囲み、軍事的威嚇を強化しました。
かたや、台湾はペロシ氏を熱狂的に歓迎し、蔡英文総統は「主権を確保し国土を守る」と一歩も退かない構えを見せています。
偶発的な衝突が戦争に発展する危険性が高まっています。

来月の中国共産党大会を前に、「中華民族の偉大な復興」を掲げる共産党政権は「戦狼外交」と呼ばれる攻撃的な外交を益々強化しています。
習主席の約3年ぶりとなる今回の外国訪問は親ロシアの中央アジアの国を選び、この後のプーチンとの対談に向けた準備をしているかのようです。
南シナ海、香港に続き、その触手はいよいよ台湾に及び始めました。
日本人の中には、「所詮、台湾の問題でしょ」と対岸の火事のように思っている人も少なくないと思います。
しかし、注意しなければいけないのは、中国は石垣市の尖閣諸島を「台湾に属する島々」と呼んでいることなのです。
いずれは台湾もろとも一気に中国への「統一」を図ろうとしている姿勢は明らか。
中国による「台湾への圧力」は、「尖閣への圧力」と同種の問題に他ならないのです。
以前、沖縄地元紙「八重山日報」(金波銀波)で読んだのですが、、、
『県議会において、台湾問題・尖閣諸島問題について問われた玉城デニー知事は、答弁をほとんど部長に丸投げ。
(この問題について)沖縄県にどこまで当事者意識があるのか疑わしい。
政府に辺野古移設反対を訴える際の決然とした態度とは別人のようだ。』
とありました。
今回の知事選において、各候補が台湾や尖閣諸島について、どこまで踏み込み何を有権者に訴えたかはわかりませんが、再選された玉城知事には尖閣諸島を有する県の代表として毅然とした対応を示してほしいと願っています。
とはいえ、コロナ前は、沖縄観光が中国人観光客に支えられてきたのも事実。
台湾問題に関しては口が重いキシダ政権も「経済安全保障」を訴え、経済面からの中国依存脱却を打ち出した意義は大きいと思います。
「コロナ禍を契機にそろそろ“中国離れ”を真剣に考える時なのでは」なんていう私の考えは、沖縄県民にしてみれば「所詮は他県民の無責任な意見」なのだろうなあ、、、ゴメンナサイ、、、
いずれにしても、私も玉城知事に期待している一人です。
益々のご活躍をお祈りしております。

ところで、うちの看板犬「ライ」は沖縄出身なんです。
名護市のテリーハウスで生まれたんですよ。
2ヶ月の時に飛行機に乗って羽田にやってきました。
娘と孫たちは、ライを連れて沖縄旅行するのが夢。
コロナが落ち着き、ライの里帰りが一日も早く実現すればいいなあ (^O^)