2022年09月19日

当事者意識って


沖縄県知事選は玉城デニー知事の再選で決着しました。
遠く離れた群馬の地では各候補がどんな人かも分からず、争点は相も変わらず「辺野古移設」一辺倒で、、、
沖縄の皆さんには大変申し訳ありませんが、おのずと興味は薄く、知事選のニュースは聞き流していました。



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ここ数年緊張が続く台湾情勢ですが、8月のペロシ米下院議長の訪台により、尚一層、緊迫化しています。
中国の習近平国家主席は「(中台)統一という歴史的任務は必ず実現しなければならない」と言明。
アメリカのハイレベルな訪台に報復するかのごとく、中国軍機を台湾の防空識別圏に多数侵入させ、艦船で島を取り囲み、軍事的威嚇を強化しました。
かたや、台湾はペロシ氏を熱狂的に歓迎し、蔡英文総統は「主権を確保し国土を守る」と一歩も退かない構えを見せています。
偶発的な衝突が戦争に発展する危険性が高まっています。



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来月の中国共産党大会を前に、「中華民族の偉大な復興」を掲げる共産党政権は「戦狼外交」と呼ばれる攻撃的な外交を益々強化しています。
習主席の約3年ぶりとなる今回の外国訪問は親ロシアの中央アジアの国を選び、この後のプーチンとの対談に向けた準備をしているかのようです。
南シナ海、香港に続き、その触手はいよいよ台湾に及び始めました。

日本人の中には、「所詮、台湾の問題でしょ」と対岸の火事のように思っている人も少なくないと思います。
しかし、注意しなければいけないのは、中国は石垣市の尖閣諸島を「台湾に属する島々」と呼んでいることなのです。
いずれは台湾もろとも一気に中国への「統一」を図ろうとしている姿勢は明らか。
中国による「台湾への圧力」は、「尖閣への圧力」と同種の問題に他ならないのです。



以前、沖縄地元紙「八重山日報」(金波銀波)で読んだのですが、、、
『県議会において、台湾問題・尖閣諸島問題について問われた玉城デニー知事は、答弁をほとんど部長に丸投げ。
(この問題について)沖縄県にどこまで当事者意識があるのか疑わしい。
政府に辺野古移設反対を訴える際の決然とした態度とは別人のようだ。』
とありました。

今回の知事選において、各候補が台湾や尖閣諸島について、どこまで踏み込み何を有権者に訴えたかはわかりませんが、再選された玉城知事には尖閣諸島を有する県の代表として毅然とした対応を示してほしいと願っています。



とはいえ、コロナ前は、沖縄観光が中国人観光客に支えられてきたのも事実。
台湾問題に関しては口が重いキシダ政権も「経済安全保障」を訴え、経済面からの中国依存脱却を打ち出した意義は大きいと思います。

「コロナ禍を契機にそろそろ“中国離れ”を真剣に考える時なのでは」なんていう私の考えは、沖縄県民にしてみれば「所詮は他県民の無責任な意見」なのだろうなあ、、、ゴメンナサイ、、、



いずれにしても、私も玉城知事に期待している一人です。
益々のご活躍をお祈りしております。




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ところで、うちの看板犬「ライ」は沖縄出身なんです。
名護市のテリーハウスで生まれたんですよ。
2ヶ月の時に飛行機に乗って羽田にやってきました。
娘と孫たちは、ライを連れて沖縄旅行するのが夢。
コロナが落ち着き、ライの里帰りが一日も早く実現すればいいなあ (^O^)








posted by るしあん at 18:28| Comment(0) | 日記

2022年09月18日

「ぶどうの一悦園」完売しました


私の友人が榛東村で営む「ぶどうの一悦園」が、9月17日、本年の販売を終了しました。

たくさんのご来店、お買い上げをありがとうございました。

るしあんのお客様にも愛犬連れでご来園いただき感謝申し上げます。

来年もまた、どうぞごひいきにしてください。




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最終日の彩大粒ぶどうセットはわずか2時間で完売することができました。

心より感謝申し上げます。






posted by るしあん at 22:04| Comment(0) | 日記

2022年09月17日

季節の移ろい(食)



秋深き隣は何をする人ぞ


この句は松尾芭蕉が大阪で最後の句会に出た夜に作られたそうです。
旧暦元禄7年9月28日のこと。
芭蕉は翌日から床に伏し、2週間後に死去しました。

旧暦の9月28日は今の11月15日に当たります。
今日は、間もなく秋の彼岸を迎えるのに残暑厳しく、気温30度に達しました。
同じ9月でも旧暦と新暦では随分趣きが違いますね。

芭蕉がこの句を詠んだ頃は晩秋、まさに「秋深き」季節だったのです。
通説では芭蕉は赤痢で体調を崩したといわれています。
季節の移ろいの中で、秋の夜長に「人恋しさ」を感じていたのかもしれません。



人生の晩秋を迎えた私。今なら、そこはかとなく「孤独感」が漂う物悲しい句だと噛み締めることができます。
中学生の頃は、近所からサンマや栗を焼く匂いでもしてきたか、隣んちの生活音が聞こえてきたのか、ただ日常の一コマを切り取って詠んだ句だと思っていました。

歳を重ねた今、昔読んだ小説や詩、俳句などを読み返してみるのも面白いかも、、、
新しい発見や、感情の機微がわかるかもしれないですもんね。




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今朝は、前の畑のお宅から“栗の渋皮煮”をいただきました。
毎年、頂戴するのですが、おかげさまで栗で秋の到来を実感しています。
サラ・ミラは栗の渋皮煮が大好物で、早速、笑顔で頬張っています。
二人っ子は料理上手な奥さんの事を敬意を込めて“マンジャーレさん”と呼んでいるのですが、今年も「マンジャーレさんが作る渋皮煮は最高だね」と絶賛していました。

そして、栗をいただく頃に思い出すのがリンゴ。
食いしん坊の我が家は、秋といえばやっぱり“食欲の秋”となるようで、、、
「ぐんま名月の予約しなくっちゃ!」と慌てて電話する女房なのでした。



るしあんの畑ではサツマイモが収穫を迎えました。
今年は“紅はるか”を栽培しましたので、収穫後に3週間ほど登熟期間が必要となります。
そろそろ、わんちゃんランチに紅はるかを入れますのでお楽しみに!

そして、今月末から来月早々にかけて稲刈りが始まります。
「新米」も是非、お楽しみに!!




秋の味覚に舌鼓を打ちつつ、お気に入りの銘酒を傾ける、、、

う〜〜ん、実に贅沢な秋の夜長だなあ (*^^)v






posted by るしあん at 21:04| Comment(0) | 日記