私の九州の孫は、おにいちゃんは恐竜が大好きで、妹の方はアンパンマンが大好きなのだそう。
そういえば、サラもるしあんオープンの頃、アンパンマンの蹴押し車に乗って犬たちと遊んでいたなあ、、、
ちょうどその頃、作者のやなせたかしさんがお亡くなりになったと記憶しています。
アンパンマンといえば、当初、漫画には悪役は存在していませんでした。
ある日、ミュージカルの企画が持ち上がり「敵役(かたきやく)がいないと、物語が引き締まらない。あんパンが食品だから敵役はバイ菌がいいだろう」ということでバイキンマンが登場したそうです。
撃退しても、必ずバイキンマンが復活する理由を問われ、やなせさんは人間の病気にたとえました。
「薬を飲んだり注射を打ったり、それでもばい菌は死なない。
新型がまたでき、新しいワクチンをつくる。
アンパンマン対バイキンマンの戦いは永遠に続く。」(「何のために生まれてきたの?」PHP研究所刊)
まるで没後数年に発生する新型コロナを予言したかのような文章にはホント驚きです。
やなせさんがご存命なら、ウイルスに翻弄される現在をどう描いたのだろう?
愛や思いやりに満ちたやなせワールドに今こそ触れてみたい……
