コロナ禍が収束し、長引いていたマスク生活もようやく終わりを告げました。
病院や高齢者施設、満員電車などは引き続き着用が望ましいとされていますが、一区切りついたことで、なんとなく気分も春の陽気のように晴れやかになります。
るしあんもカフェ内、ドッグランともに原則マスクは不要となります。
ただ、コロナウイルスが絶滅したわけではありませんので、感染防止のため私たちスタッフは引き続き着用しますが、お客様に着用のプレッシャーをかけているわけではありませんので、どうぞお気になさらずに (^O^)
ところで、先日の『湯道』は14日(マスク自由化の次の日)にイオンシネマに行ったのですが、映画館内もショッピングモールのお客さんもみんなマスクをしていたんです。
相当な数の人がいたと思うのですが、していなかったのは通路の長椅子でおしゃべりをしていた中年のご婦人、たった2人のみでした。
半分くらいの人が外して顔を出しているのかと思いきや、みんなマスクをしていたのでちょっと意外でした。
まっ、かく言う私たちもマスクをしていたんですけどね。
この間、不自由な生活を3年も強いられてきて、習慣化してしまった生活様式を急に元に戻していいよと言われてもなかなかすぐには変えられないですよね。
顔が見えないネット社会のように、匿名ならぬ「匿顔」社会が到来したということなのかなあ!?
顔が隠れることで人間関係が希薄になりゃしないか、なんて心配は杞憂に過ぎないのでしょうか。
表情や仕草、声のトーンや話す速さがコミュニケーションに影響するとされています。
顔の持つ役割をあらためて考えさせられます。
昨年度の文化庁の「国語に関する世論調査」で面白い結果が出ていました。
「マスクを着けたときの生活の変化とコミュニケーション」について尋ねたところ、「話し方や態度が変わることがある」と答えた人が6割を超えたそうです。
多くの人が声の大きさや発音、相手の表情や反応に気を配りスムーズな会話を心がけていることがわかりました。
「匿顔」は、匿名と違って、相手を気づかうやさしさをもたらしたようです。
マスク不足でドラッグストアを奔走した日々、、、
端切れでオリジナルのマスクを作ったり、、、
布マスクを何度も洗った日々、、、
アベノマスクなんてのもありましたよね、、、
マスク警察など極端な正義感で突っ走った輩もいました、、、
そうそう、不織布と布を2枚重ねて使え、なんてのもありましたっけ。
地産地消の群馬マスクを通販で買ったこともありました。
いろいろありましたが、なんかもう遠い昔の出来事のよう……
収集癖のある私は、アベノマスクをきちんと保管してあります。
いつか“コロナ遺産”となる日を信じて。
まっ、何十年経とうが骨董価値はゼロでしょうが、、、
ところで、私にとっては価値のある大事なマスクがこれ。
クイーンの大ファンのお客さまからいただいたマスクです。
もったいなくて使うことができず、私のクイーン・コレクションとして大切に保管しています (^O^)

マスクを巡る様々な出来事もようやく思い出話しになる時を迎えられますね――