今日は玄米になった新米を引き取りに行ってきました。
義弟の同級生がオペレーターと乾燥を生業としているので、いつも彼にお願いをしています。
JAライスセンターは、大型乾燥機械に大量に籾(モミ)を入れてしまうので、結果、仕上がったコメは自分で作った物ではなくなってしまうのです。
他の田んぼのコメと混ざってしまうという表現の方が正確かな!?
そんな理由から、私はJAを使わず、義弟の友人にお願いしているんです。
自分の田んぼで刈り取り脱穀した籾は、それだけで乾燥する。
他の田んぼのコメは絶対に混入させない。
自分で作ったコメを自分で食べる――
これって、意外と重要なんですよ。
美味いコメにするのも、不味いコメにするのも、「自己責任」で作らなければなりません。
だから、美味しくするための努力を惜しみません。
量より味に軸足を置くのです。
そして、無農薬農法、省農薬農法で作ったコメに、他のコメが混ざらないから「安心・安全・美味」を自信を持って提供できるのです。
な〜んて偉そうに屁理屈を書きましたが、そんな難しい話しじゃないんです。
私なんぞ極めて単純な動機、目的でコメ作りをしています。
ただ、この2点がすべて。
・孫たちに安心して食べさせられる。
・孫たちが「おいしい」と言ってくれる。
これだけです。
でも、たったこれだけのことを達成するためには、けっこう努力は必要なんですよ。
ホントなら刈り取った稲をそのまま田んぼで天日干し(はざ掛け)したいのですが、さすがに狭窄症の私の腰ではムリ…
自分のできることを、できる範囲内で最大限、頑張るのみです。

ところで、今年の出来栄えですが、株が太く粒が大きく育ったいう実感はあったのですが……
脱穀、籾すりをしてみないことには、“捕らぬ狸のなんとか”なんてこともありますしね。
結果、昨年比で4袋(2俵)、重さで約120sの増産となりました(*^^)v
新しい田んぼになってこの5年で一番の豊作になりました。
味の方は、、、
精米していないので、じつはまだ食べていないんです。
開花期から穂ばらみ期まで充分な日光を受け、掛け流しで登熱障害も防ぎつつ受粉を促したので、味の方も期待できると思います。
私が食べるのは、神様のあと。
明後日、神社に行き、初穂を奉納し精米した新米を氏神様に上げてから、ゆっくり味見をしたいと思います。
私が子どもの頃は新嘗祭(にいなめさい)と称して、田植え・稲刈りを手伝ってくれた親戚縁者と酒盛りしたものです、、、なつかしい、、、
るしあんの新米切り替えは、10月6日(金)からを予定しています。
併せて、新米の店頭販売も始める予定です。

豊作のため、米びつに入りきらない分は玄関先に山積み。
ボロ屋なので、床がギシギシ鳴ってますヽ(・∀・)ノ