先日のダイハツといい、記者会見というと言い訳がましい情けない謝罪会見ばかりが思い出されますが、その昔、「かっこいい!」と感心したものがあります。
それは、群馬の誇り、宇宙飛行士の向井千秋さんの発した言葉、、、
「女性飛行士としての抱負をお聞かせください。」
行く先々で繰り返されるこの質問に辟易していた向井さんはちょっとムッとした表情で、記者にこう切り返したのです。
「では、先に、毛利さん、土井さんに男性飛行士として何がしたいのかを聞いてください。」
当時は、男女平等が言われていたとはいえ、今ほど性差別やマイノリティー差別が意識されてはいませんでした。
ジャーナリストさえ性別の枠にとらわれていたのです。
向井さんは、見事に日本社会の後進性を突いたのです。

今、地元紙「上毛新聞」の「心の譜」で向井千秋さんの自伝が連載されていて、毎日、楽しみに読んでいます。
先日、件の記者会見の話題が綴られおり、当時の向井さんの心の内を知ることができて、大変興味深く読みました。
向井さんがコロンビア号で最初に宇宙に飛び立ってから来年でちょうど30年。
この30年の間に、日本はどれだけ変われたのだろう?
相変わらず、「女医」「女性弁護士」「女性警官」「女性ドライバー」などなど、女性を冠に杯し職業を呼んでいます。
かつて私が勤務した職場は、リベラル・差別撤廃などを標榜していましたが、その実、、、
「人間平等なのだから天皇制反対」など極端に偏った事を言っているくせに、役員や管理職には女性は一人としていませんでした。
既得権益を手放したくない天下り役員はずっと役員の椅子に居座っていたのです。
職場結婚の夫婦は、旦那が管理職昇進と同時に妻の方が退職するという慣行もありました。
パワハラも当たり前、気に入らない奴は遠くに飛ばして単身赴任、、、
このダブルスタンダードに本当に嫌気が差していたものだから、辞表を叩きつけた時の爽快感といったら、ホント、最高の気分でした。
退職後さっそく“皇室カレンダー”を買ってきて、玄関に飾りました。
祝日には日の丸を掲揚しています。
スミマセン、書いてるうちに興奮してきてついつい話しが脇の方にどんどん脱線してしまいました。
元に戻します。
本当に、性による差別の撤廃などを始めとしたダイバーシティの理解は進んでいるのだろうか。
表面的に言葉だけが躍っているだけではないのだろうか。
偉そうな事を言っている私自身、家庭では女房に甘えて(依存!?して)ばかりで反省しきりなんですが、、、
もしかしたら、「かかあ天下」の上州は昔から働き者の女性が多く、男女の区別なく養蚕や稲作に出ていたので、奥に居た他県よりは、社会進出の土壌があるのかもしれませんね。
農村の榛東村の首長が若い女性なのも、古くから女性が働く風土があったからなのかなあ!?
隣町のジジイにも大いに刺激を与えながら、益々、ダイバーシティを推進してください。
あなたはダイバーシティを理解し、それをちゃんと受け入れていますか?
サラは年明けに校内弁論大会があるそうで、その原稿書きが冬休みの宿題だそうです。
テーマを「LGBTQ」に決めて主張をまとめる計画なんだとか。
どんな事を訴えるのか、聞いてみたいものです(*^_^*)
