2024年02月04日

推し


私、『博士ちゃん』というTV番組が大好きで毎週欠かさず見ています。
大人顔負けの博識と“推し”への愛情が微笑ましくて、、、
毎回、子どもたちの知識に「へぇ〜」と感心しています。
還暦過ぎのじじいが小学生から教えてもらうことが多々あるのです。



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私が大学時代にお世話になった先生は“変態”と言っても過言ではない“ケインズおたく”でした。
今現在は一橋大で教授を務める現役の経済学者ですが、私が教わった頃はうちのような三流大学の駆け出しの助教でした。
ケインズの命日には毎年イギリスまでお墓参りに出かけるおたくぶり。

大学院で博士課程を修了したばかりの先生でしたので、私たちゼミ生とも歳が近く、楽しいゼミでした。
同期の結婚式には全国どこでも駆けつけてくれ、私の時も論文執筆の忙しいさなかにもかかわらず群馬まで来てくれました。
いつのまにか、新郎と先生を真ん中に同期で校歌を歌うのが披露宴の余興の定番になっていました。

そういえば、先生の新婚旅行はイギリスだったそうで、、、
ケインズの墓前に結婚報告したとか、、、
それに付き合う奥様もすごいもんです。
おたくの伴侶たる者、寛大な心が必要なんでしょうね(^^ )
今でもきっと、老夫婦二人で年1回の渡英を続けていることでしょう。



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るしあんのお客様に私と同じく50年来のクイーンのファンのお客さまがいます。
その方は、クイーンを追いかけることを仕事にしたいと思って、クイーンを見出した音楽雑誌「Music Life」編集部の採用試験を受けたそうです。
残念ながら願いは叶わなかったと笑顔で話しておられました。

推し・おたくが高じて、それを生業(なりわい)にするまで突き抜けるのは大変なんでしょうね。

そういう意味では、“推し活”が生涯をかけた仕事になった先生は幸せ者なのかもしれませんね。




私の卒論のテーマは「日本農業における保護経済の功罪」。
一番仲良かった同級生は「地下経済に関する一考察」。
先生が明るくない分野の経済論で攻めようと相談してテーマを決めたんですが、おかげで二人とも「優」を取れて無事卒業できました。
ゼミで最も優秀な友人は、果敢にもケインズを論じたのですが、案の定、先生の猛ツッコミに会い「良」になっていました。
ページ数は私の2倍もある大作だったのに、先生の土俵に上がったのがそもそもの失敗。

今ではいい思い出です。
私の青春の1ページです――




あなたの推しは何ですか?
その推し活は突きぬけていますか?












posted by るしあん at 22:43| Comment(0) | 日記