2024年07月28日

じじいの愚痴


昨日はどこに行っても外国人観光客が多かったなんて書きましたが、、、
この外国人観光客のことを昨今では「インバウンド」と呼んで、マスコミでも多用するものですから広く一般に使われるようになってきました。
私の記憶が確かなら、東京五輪招致に先じんて日本を観光立国にしようと外国人を呼び込む政策が論議されていた頃に使われ出したような、、、
あの頃から“インバウンド”という言い方には何となく違和感があって、今でも私は「訪日外国人観光客って言えばいいじゃねえか」と思ってしまいます。

コイケ知事などはキャッチーな物言いが万人受けするとお考えなのか、訳の分からん造語や横文字を乱用するので、私なんぞ「何が言いてんだ。きちんと日本語で言えよ」と感じることがしょっちゅうです。

“インバウンド”然り。
うろ覚えですが、学生の頃、内側に向かう意味の形容詞と習った記憶があるんだけど、、、
“船が入る”とか“飛行機が到着する”とかに使うんじゃなかったっけ!?
決して、“訪日観光客”なんて教そわらなかった、、、


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旧軽銀座で話したゴールデン連れの老夫婦は白人の方でしたが、日本語がペラペラで、20年以上東京で暮らしているとのこと。
愛犬と一緒に避暑にやって来たと話していました。
この老夫婦の場合は、外国人観光客ではあっても観光のため訪日したわけではないのでインバウンドにはカウントされません。
反対に日本人であっても居住が海外にあって、里帰り観光で日本にやってくればインバウンド扱い。

こうやって考えてみると、観光目的で日本に入国する(内側に入ってくる)人の数を数えるのには、インバウンドなんて変な言葉も案外、統計上便利な単語なのかもしれませんね。



違和感を感じる英語も「日本で造られた英語由来の新しい単語」と割り切ってしまえばいいのかなあ〜 (―_―)?




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そうそう、先日、大谷選手の応援に行った日本人がテレビのインタビューを受けていました。
某局の女子アナの問いに、観光客は「SNSが通じなくて困った」とのこと。
観光客の方は「SNSという言葉が通じないので写真のアップの仕方を教えてもらうのに苦労した」という内容を話しているのに、女子アナの方は「スマホの回線が通じなかった」と思って、インタビューがちぐはぐになっていました。
会話が成り立たないのが面白くて、テレビを見ながら思わず笑ってしまいました。

SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)とはそもそもインバウンドと同じで日本で造られた英語由来の新しい単語です。
アメリカ人には当然、通じません。
英語では「ソーシャル・メディア(social media)」が一般的。
この事をインタビュアーが知らないからトンチンカンな会話になっちゃったんでしょうね。
言葉・会話を生業にしているアナウンサーは、言葉の意味や背景にもっと注意を払うべきだし、安易に“正確ではない英語”をテレビで話さない方がいいと思うのですが、、、




ほんと、私の歳になってくると新しいカタカナ語はつらい。

リスケ、タイパ、アジャイル、オンスケ、、、もう、何が何だか (T_T)









posted by るしあん at 19:53| Comment(0) | 日記

2024年07月27日

ドライブ


先日は、夏休みになったサラ・ミラを連れて、久しぶりに長野方面へドライブに行ってきました。
愛犬たちは体調不良で残念ながらお留守番でした。
ライはクーラーの下でヘソ天で寝てお腹を冷やして下痢に、、、
アンジェラは玄関から飛び降りたら靴の中に着地してコケて捻挫、、、
ララは元気一杯なのですが、2匹のお伴で留守番となってしまいました。
犬連れで遊ぶコースを考えていたのですが、今さら他の場所を考えるのも面倒なので、そのまま犬が居るつもりで周遊してきました。
美ヶ原、霧ヶ峰、白樺湖などを回り、軽井沢で食べ歩き。
浅間山麓で“シン・仮面ライダー”の1号、2号が向い合うシーンを写真に撮って、
万座鹿沢口駅で“この素晴らしい世界に祝福を!”のアクアとセナがカエルに食べられる場面を撮りました。
私は松本まで行って“マウンテンドクター”ロケ地で写真を撮りたかったのですが、こちらは却下(T_T)されてしまった、、、
むか〜し、“白線流し”の聖地巡礼で松本を訪れたことがあって、懐かしくてまた松本に行きたかったのに、、、残念、、、



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シン・仮面ライダー風


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このすば風




それにしても、なんと外国人観光客の多いことか。
行く先々で英語・中国語・韓国語が飛び交っていました。
浅草や京都ならいざ知らず、こんな長野の山までとは、、、
息子の同級生は草津湯畑でお土産屋を営んでいるんですけど、そこも外国人の観光客が増えているんだろうなあ、、、
今や英語は話せて当たり前。中国語・韓国語も必要最低限の会話は求められているそうで、、、
翻訳アプリの性能が向上しているとはいえ、今の学生さんは覚えることが多くて大変だ。



そうそう、、、
旧軽の養蜂園のおじいちゃんはどんな客にも頑なに日本語しかしゃべらないくせに、ハニータピオカティーのお客さんだけには、ストローを刺す時「ベビタッピ♡」なんて言うもんだから、思わず飲んでたジュースを吹いてしまった( ^^<===




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串ぬれ煎 安曇野わさび


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コムハニー ソフトクリーム






posted by るしあん at 22:23| Comment(0) | 日記

2024年07月20日

本のはなし


今日は「ハンバーガーの日」だそうです。
日本で最初のマクドナルドが銀座三越デパート1階にオープンした日だそうで、、、
本家アメリカのマック本社の設立日じゃないところがいいですよね。



さて、今日は本の話し、、、
夏の猛暑の中では百姓仕事が思うように進まず(-_-;)、熱中症予防を言い訳にしつつクーラーの効いた部屋で読書を楽しんでいます。
そんな中、最近、読んだ本から面白かったものを2冊――


まずは、『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈著:新潮社)。
この作品は今年の本屋大賞を受賞し、舞台となった滋賀県大津市では小説ながら“聖地巡礼”が盛り上がったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
中学生の成瀬あかりと彼女を取り巻く周囲の人々の日常を描いた青春物語です。
我が道を行くあかりがなんとも可愛く応援したくなります。
同い年の孫のサラもマイペースな部分は似ているかも!?
あかりくらい大きな目標を平然と口にするほど“天下無敵の中学生”になってくれればいいなあ、、、

いつか滋賀に行く機会があれば“塩パン”を食べてみたいものです。



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そして、もう一冊は『暗殺』(柴田哲孝著:幻冬舎)です。
先日はアベ元首相が凶弾に倒れて丸2年が経ち、現場となった奈良県大和西大寺駅北口前には命日の献花にたくさんの人が訪れていました。
ニュースを見て「もう2年も経ったのかあ」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。
そして、同時に、こんな疑問も、、、
「事件から丸2年も経って犯人の精神鑑定や取り調べも進んでいるのに、なんでまだ裁判が始まらないの?」

この『暗殺』は、そのアベ元首相の暗殺をモチーフにした“フィクション”の物語。
物語は五・一五事件まで遡り、例の宗教団体の暗部に切り込みます。
そして、「令和」改元の闇も明かされていくのです。
果たして殺された元首相は“稀代の名宰相”なのか、“とんでもない国賊”なのか、、、
名前も団体名もすべてが架空の設定なのに“あの人”や“あの団体”が安易に想像できて、もはやフィクションではないのではと思えてきます。
医師と警察で食い違う“弾の数”や“弾道”はJFKばりのミステリー、、、

陰謀論が大好物の私には滅茶苦茶面白い作品でした。
おススメです。
みなさん、是非、ご一読を!



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posted by るしあん at 23:23| Comment(0) | 日記