2025年06月23日

本日カフェはお休みです


本日は定休日となっております。


今週、23日(月)〜26日(木)はお休みとなります。


愛犬とご来店を予定されていたお客様には大変ご迷惑をおかけして恐縮ですがどうぞよろしくお願いします。




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posted by るしあん at 03:33| Comment(0) | 本日の営業案内

2025年06月22日

素養のはなし


先日の夕刻、某情報番組で外国人観光客(インバウンド)に密着する特集をしていました。
あるフランスからの旅行者は、パスポートを無くしてしまい大慌てでしたが、すぐに無事に戻ってきて安堵の表情を浮かべていました。
またあるオランダ人は車イスのレンタルの仕方が分からず、頼った観光案内所の職員がすべて手配してくれて一安心。
そして行く先々の観光名所がバリアフリーになっていることに感激していました。
どの観光客も異口同音に「日本人の親切さに感謝し、節度ある態度に驚いている。また来たい。」旨の感想を話していました。
私たちもこうして日本に敬意を持って旅行を楽しんでいただける外国人観光客には是非また来日してほしいと思います。

反面、「ゴミはポイ捨て」「行列クソくらえ、割り込み上等」「鹿に蹴り」「文化財に落書き」「桜の枝折り」「車道だろうが花壇だろうがバエるためならどこにでも入り込む」「転売ヤー」「迷惑系ユーチューバー」などなど、、、
「二度と日本に来るんじゃねえ」と怒鳴り飛ばしてやりたくなるようなどうしようもない輩が多いのも事実。

私、自分では偏見を持っているつもりはないのですが、どうしても上記のようなモラルが欠如している方々の中には隣国の人達が多いと感じているのですが、、、
来日する数がそもそも桁違いに多いのだからそう感じてしまうのかもしれません。



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そんな自国民のふるまいに危機感を持ったのか、あるいは外交上よろしくないと感じたのか、中国メディアが日本のあるニュースを取り上げて国内向けに報道しました。
そのニュースとは、、、
「昨年、警視庁に届けられた現金が過去最高の“45億円”に達した」というもの。
その報道の際に付けられた見出しが、
「あなたにはできますか」。
なんと驚くことに、中国のメディアが自国民に向けて「日本人の素養の高さ」を引き合いに出して、中国人のモラルを問うたのです。
そんなことしてシューに捕まっちゃうんじゃないかと心配になりましたが、そこはまぁ、中国メディアですからきっと政府とも摺り合わせ済みだったのでしょうね、、、知らんけど、、、

遺失物の届け出については、お国柄も出るようで、、、
昔、私が青年海外派遣団で訪れた南米のある国では、財布や貴金属を拾ったらそれは神様からの贈り物と捉えて、「神様、感謝いたします」と言って懐(ふところ)に入れてしまうそうです。
日本じゃネコババと言って窃盗罪になると教えたら、友人が言うことには、
「ここじゃ、警察に持っていくと警官がネコババするんだよ!」
なんともすごい話しに呆れてしまいました。
まっ、それも40年近くも前の話しで、当時は国の経済はどん底で失業率も30%に迫るような時でしたから、経済発展を遂げた今ではさすがにそんなことはないとは思いますが、、、



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落語のネタ「三方一両損」は、「大岡政談もの」のひとつで、柳家小せんさんなどが得意とする演目です。
ある年の瀬の話し。
左官の金太郎が、書き付けとハンコと3両が入った巾着(財布)を拾います。
落とし主の大工・吉五郎を探し出し、返そうとするのですが、、、
ところが、吉五郎は「それは、厄落としだ」と言って受け取ろうとしません。
悶着あって、それなら「裁判で」ということで奉行所に采配を願い出たのです。
大岡越前守は両者の言い分をそれぞれ「もっともだ」と聞き入れ、そして判決を言い渡すのです。

「二人とも正直者で実に感心である。
そこでだ。
私が一両出そう。
金太郎、吉五郎両名にはそれぞれ報償金として二両をつかわす。
一件落着。」

損を三人でシェアする粋な計らいの大岡裁き。
これは実は創作の古典落語であり、実際にこのような裁判が行われた記録は無いそうです。
“大岡様なら本当にこんな裁きがあったのでは”と思わせちゃうところがすごいですよね。

江戸時代には「公事方御定書(くじかたおさだめがき)」という法令があり、その中には拾得物に関する規定がありました。
そこには、現金は落とし主と拾い主が半々に分けると決められていました。
そして落とし主が半年現れなければ全額が拾い主のものになります。
(ちなみに、この半年の規程は、平成18年改正により3ヶ月に短縮されるまで、江戸時代から延々と続いてきたんですよ。)

本来、この規定に則れば、金太郎、吉五郎は三両を折半することになり手にするのは一両二分ずつ(1両=4分)。
「三方一両損」という題目ですが法的に厳密に解釈すると、金太郎、吉五郎は二分ずつ得をして、一両を損したのは大岡越前だけという話しになっちゃうんですけどね (^^ )



この「三方一両損」の物語は、TVシリーズの「大岡越前」にも登場したそうです。
中国や南米でも翻訳して放送すればいいのに――



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最後に、、、
参議院議員選挙を目前にして、ゲル砂丘守(げるさきゅうのかみ)は物価高に苦しむ庶民のために2両ならぬ2万円を全員に御恵みしてくださいます。
財源は庶民から巻き上げた年貢の取り過ぎた分(上ブレ)を使うそうです。
年貢を下げて景気を刺激しようなんて気はサラサラありません。
そして、もちろん、砂丘守さまは自分の懐を痛めるなんてことはしません。
だって、大岡越前守と違ってケチだもの。
あっ、でも、新人の奉行には10万円の商品券を配る太っ腹。
(まっ、これも出所を探ればきっと庶民からブン取った年貢なんでしょうけど、、、)

さてさて、砂丘守は果たして素養なるものをお持ちなのでしょうか?



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posted by るしあん at 22:44| Comment(0) | 日記

2025年06月21日

破壊者


映画業界では、ハリウッドの大作のように膨大な興行収入を得る大ヒット映画を「ブロックバスター」と呼びます。
元々は軍事用語で、市街地の1ブロックを吹き飛ばすような大型爆弾を指すのですが、、、
それが転じて、大当たり映画をこう呼ぶようになったそうです。
ちなみに、1番最初に「ブロックバスター」の称号を得たのは1975年公開の「ジョーズ」だったそうですよ。
巨大サメの恐怖のイメージが爆弾に合っていたのかもしれませんね。
最近では、新型コロナワクチンのような巨額の売り上げをもたらす新薬や、多数の入場者を見込める大型展覧会にも使われています。
大阪万博などもその意味ではブロックバスターと呼べるかも!?

バスターとは英語で「buster」と綴り、「破壊者」や「〜を破壊する」という意味です。
日本の野球やソフトボールにおいては、打者がバンドの構えで打席に立ち、投手が投球動作に入ってからヒッティングに切り替える打法のことをバスターと呼びますが、これは全くの“和製英語”なのでネイティブには通じません。



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今、にわかに話題の中心になっているのが「バンカーバスター」。
地下貫通型大型爆弾のことですが、頑丈な地下壕(バンカー)を破壊する目的で開発されました。
アメリカ軍が保有するバンカーバスター(GBU-57)は15トン級と言われていますが、これは地下60メートルまで貫通して爆発するそうです。
トランプが「バンカーバスターで攻撃するぞ」と脅して、イランに譲歩を迫っているのがまさにこれのことです。
イランの核開発施設は地下100メートルに建設されているといわれていますが、バンカーバスターはGPSを用いて標的を正確に攻撃できるので、続けざまに発射して1発目の穴に2発目を落すことにより120メートルも破壊可能なのです。

15トン級バンカーバスターはアメリカ軍が保有する通常爆弾の中では最大であり、現在これを持っているのはアメリカだけ。
そして、迎撃をかいくぐることができる搭載可能な爆撃機はB2ステルス。
それ故、イスラエル側がトランプに攻撃を強く働きかけているのです。

商売人のトランプには「実は戦争嫌い」の評もあるそうで、、、
連日のSNSやインタビュー回答は、果たしてハッタリなのか、それとも本気なのか?
この土壇場のディールにおいて、トランプの本性が明らかになることでしょう。



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先日閉幕したG7では、トランプの顔色を伺い、戦闘を仕掛けたイスラエルではなく、イランを非難する共同声明を出してしまいました。
どの首相もきっと腹の内じゃ放射能汚染を心配しているくせに、トランプに“お墨付き”を与えてしまった形になりました。
原爆被害、放射能被害では誰よりも強いメッセージを発信できる日本なのに、、、なんだかなあ、、、あの首相じゃ情けなくて涙が出るワ(`^´)




それにしても、現代の2大ブロックバスター“プーチン”と“ネタニヤフ”の「破壊」を止める術は無いものなのだろうか――











posted by るしあん at 20:41| Comment(0) | 日記