2016年06月28日

駄々っ子

未だ記憶に残る“号泣県議”の記者会見。
ヘタなお笑い芸人より余程おかしくて腹を抱えて笑いました。
Youtubeでアップされるや、海外でも大ウケだったのだとか。
とりわけ、イギリスでは爆笑映像としてアクセス数がものすごかったそうです。
「何でだろう?」と思っていたら、国民性にあるようで……。

イギリス人は感情を抑えることを善しとする国民なんだとか。
街なかでも、「ドント・パニック(うろたえるな)」と親が子どもを叱る光景がよく見られるそうです。
シェークスピアやバイロンを生んだ実に感情豊かな国民なのだが、感情表出を極端に嫌う人々なのです。

いい大人が(しかも政治家が)大声あげて会見の席でビービー泣いているんだから、そりゃあイギリス人にしてみれば、あまりに滑稽で、まるでコントでも見ているようだったんでしょう。

gokyu.jpg


そんなイギリスだからこそ、今回のEU離脱に関して、世界の見方は、誰もが「離脱はないだろう」と予想したんでしょうね。

「もう、移民に仕事を奪われるの嫌だ! 我々の税金を使われるも嫌だ!」
「EUに指示されて、自分たちの行動を抑制されるのは嫌だ! もう、うんざりだ!」
離脱派の主張は、まるで「嫌だ! 嫌だ!」の駄々っ子。
感情に訴えた国民投票では勝ってこない、というのが大方の観測でした。

euexit03.jpg
brexit.jpg

ところが、まさかの離脱派の勝利。
衝撃が世界を駆け巡りました。

今回の国民投票結果について、各紙、いろいろな分析をしていますが、毎日新聞の特派員の分析がすごく面白いんです。

感情を抑えることを美徳とするイギリス人ですが、第二次大戦以降、感情をあらわにした例外的な社会現象が3回あるそうです。

1つは、先の大戦で、イギリスが対ドイツ戦に勝利した夜。
国中が喜びの感情に包まれました。
エリザベス女王(当時は王女)がマーガレット王女と一緒にお忍びで街に繰り出して勝利を祝ったとの逸話があるほどです。

2つ目は、かのダイアナ妃が事故死した時。
国中が悲しみ、ケンジントン宮殿の前では見知らぬ者同士が抱き合って泣きました。

そして、3つ目が今回の国民投票なのだそう。
ただし、今回の場合は、前者のうれしい、悲しいといった素直な感情ではなく、現状への不満、反感といった屈折した感情の表れ。
長く国民の心にわだかまりを残すだろう、と分析しています。

euexit.png

今回の投票結果を受けて、離脱交渉は2年をかけて行うそうです。
早くもEUの方では、交渉をもっと早めるようにと要望しているようですが、、、
さてさて、どうなることやら。
日本の景気にも大きな影響を及ぼすことなので、しばらくは注視しないといけませんね。





posted by るしあん at 19:59| Comment(0) | 日記
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