今日はJAで古米・くず米と調味料の交換の日でした。
以前、このブログでも書いたことがあるのですが、稲作農家にとっては脱穀の際に弾いた未成熟や胴割れなどのクズ、食べきれなかった前年米など“手に余る”(この辺では“もちゃつけえ”といいますが)古米の無駄がなくなるので大変ありがたいんです。
るしあんの場合は、新米が獲れた時点ですぐにお料理を新米に切り替えてしまいますので、どうしても前年米が余ってしまいます。
それを、サラダオイルや調味料に換えて、調理に使えるので、ホント嬉しいシステムです(*^^)v
JAでは米の程度によって製菓会社へ転売や、家畜飼料、肥料の原料などに再利用しているんです。

今年は私の狭窄症のため営業日数がかなり減って、29年米が120sも余っていたので、交換してきた調味料がこんなたくさんになりました。
喜ぶべきか、悲しむべきか……
さて、調味料といえば、、、、
砂糖、塩、酢、醤油、味噌といわゆる“さしすせそ”が現代の調味料ですが、明治の新しい世の始まりとともに消えてしまったものがあるそうです。
それが、「煎り酒」。
江戸時代まで広く使用されていたこの「煎り酒」が、再び注目されているそうです。
食品メーカーから市販品も出るほどの静かなブームらしいですね。

作り方はいたってシンプル。
日本酒に梅干し、昆布やかつお節などのだしを入れて煮詰めるだけ。
だしの旨味が濃厚で、酸味がさっぱり感を出すので、万能調味料として使えるそうです。
そんな便利な日本古来の調味料がなぜ忘れ去られてしまったかというと、“日持ちがしない”ので、長期保存可能な醤油が江戸時代後期に登場して以降、醤油にとって代わられてしまったからだそうです。
それが、間もなく平成が終わる今、再び脚光を浴び始めているんですから面白いもんです。
お料理サイトでも「煎り酒」で味付けしたアレンジレシピがたくさん掲載されていますので、貴方も是非チャレンジしてみてください!!
