2020年04月15日

デビルズ・アドボケート


その昔、中国は唐の時代、名君、太宗がおりました。
家来が忖度ばかりして批判しないので、太宗は国民とのズレが生じることを危惧して、「諫議(かんぎ)太夫」という役職を作りました。
この役職は、忠告することを任務とするポストで、敢えて批判的な意見を太宗に注進しましたが、それによって罰を受けるようなことはなかったそうです。

また、西洋では、かつてカトリック教会において、列聖や列福の審議の際にあえて候補者の至らぬ点や聖人・福者たる証拠としての奇跡の疑わしさなどを指摘する役職が設けられていました。
この役職は、天使に対するサタンにちなんで、「悪魔の代弁者(デビルズ・アドボケート)」と呼ばれていました。



翻って、現代においては、ディベートのテクニックのひとつとしてこの名が残っています。
同調圧力などで批判・反論しにくい空気があると、議論はうまく機能しなくなり、健全な思考ができなくなることが起こります。
それを防ぐ方法として、自由に批判・反論できる人物を設定しますが、これをデビルズ・アドボケートと呼んでいます。



さてさて、“アベノマスク”に“貴族動画”と最近、何かと大炎上している安倍総理ですが、私には、まるで『裸の王様』にしか見えません。

abehadaka01.jpg

長すぎる政権ゆえに強大になってしまった権力に逆らえるセンセイがいないこと、周りは忖度カンリョウ、、、
コロナという危機的状況下において、まさに同調圧力の弊害が、顕然化してしまった感があります。

今こそ、政権内に「諫議太夫」「デビルズ・アドボケート」を設けてはいかがでしょうか?





devilsado01.jpg


映画「DEVIL’S ADVOCATE」は「ディアボロス」という邦題で公開されましたが、いかにもアメリカらしい宗教色の強いホラーだったなあ、、、
巣篭もりのお伴にもう一回観てみようかなあ。




posted by るしあん at 20:59| Comment(0) | 日記
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