2020年05月15日

Rally Round The Flag Effect


Rally Round The Flag Effect とは、直訳すれば“いざ、鎌倉!”とでもいいましょうか、「国旗のもとに馳せ参じる現象」のことを指します。
実はこれ、米国のジョン・ミューラー教授が提唱した有名な理論で、一般大衆は国難の時には批判を抑えて指導者のもとに団結しようとする心理が働くそうで、大統領や首相の支持率が上がるということです。
遥か昔、私がまだ大学生だった頃、政治学の課題でこの理論の考察を書かされたことを覚えています。
何を書いたかなんて全く記憶にありませんが、ギリギリ“可”で単位をもらったなあ。

さて、先日のこと、久しぶりにこの理論を新聞で見つけました。
米国の世論調査会社が、WHOがパンデミックを宣言した3月11日以降の約1ヶ月間で、G7の首脳の支持率がどう変化したかを調べたデータが毎日新聞のコラムで紹介されていました。

それによると、支持率の上昇は、、、
カナダ:トルドー首相がトップで18ポイント上昇
イギリス:ジョンソン首相 14㌽増
ドイツ:メルケル首相 12㌽増
フランス:マクロン大統領 8㌽増
と続きます。

「消毒薬を注射しろ」などの暴言で非見識さが露呈しているトランプ大統領も数ポイントながら上昇しています。
イタリアは「医療崩壊」の真っ最中で世論調査どころの話しではなかったので、コンテ首相の支持率のデータは取れていません。

さて、我が日本の安倍首相は、というと、、、
残念ながら、G7首脳陣の中で唯一、数ポイントの「悪化」となっています。



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この「悪化」の原因って?

Rally Round The Flag Effect 理論は欧米だけに当てはまる?
いえいえ、アジアに目を向けてみると、、、
台湾:蔡英文総統は過去最高の支持率60%を記録
韓国:文在寅大統領も60%近くに回復して総選挙に圧勝

じゃあ、日本人は愛国心が低いのか?
いえいえ、あれだけ東京五輪へ熱狂できるのだから決して低くはありません。
私なんぞ、右翼でもなんでもないけど、愛国心のかたまりです。
何事にも団結できるのは日本人の良い特性のひとつです。

ちなみに東日本大震災の時には、“あの管直人民主党内閣ですら”数ポイントの微増だったんですよ。
まっ、とはいえ、支持率20%レベルでの微増の話しですが、、、



昭恵婦人の花見ランチと宇佐神宮団体参拝で、いきなり出だしで蹴っ躓いてツイてなかったとはいえ、その後は「アベノマスク」「星野源との一方的共演の貴族動画」と“不可解”な行動ばかりが目立つ我らが首相。
これじゃあ、いくら国難といえども、なかなか国民も国旗のもとに馳せ参じる気にはなれないよなあ。

「一律10万円給付」で少しは上昇したかに思える矢先に、「検察庁法改正案のゴリ押し」でまたまた大炎上。
やけっぱちで「コロナで混乱している今のうちに憲法も改正しちゃうか!」なんて言い出さないか!?、、、
生活に追われ大変な今だからこそ政治に無関心になってはいけないと思います。




「G7唯一の支持率を悪化させた首脳」の汚名はまだまだ当分の間、返上されることはないだろうなあ。



政府は第2波に備えて気を緩めることなく、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を取れと言っています。

が、しかし、そんなこと言われなくたって、国民は、すでに安倍首相との“心の” ソーシャルディスタンスはかなり遠く離れていると思いますよ。



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posted by るしあん at 13:21| Comment(0) | 日記
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