2020年08月08日

ベイルートを想う


ベイルート港湾地区の大爆発のニュースにはホントびっくりしました。
広島原爆の10分の1程の威力だったとか。
港湾地区が跡形もなく吹っ飛んでしまった映像に背筋が寒くなりました。
かつて私達が滞在した地中海ホテルやピジョンロックまでも破壊されてしまったんだろうか……



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私達の和太鼓チームが中東公演を行ったのは、もう彼此22年も前のこと。
2夜連続でのダマスカス・アゼム宮殿での公演を終えたあと、太鼓を担いでベッカー平原を超えてベイルートに入りました。
当時のレバノンは内戦の後遺症で疲弊しておりシリア(父アサド政権)の傀儡政権という状態でした。
市街地ではレバノン軍が検問していて、いたるところで戦車が路駐している光景に驚くと同時に恐怖で鳥肌が立ったのを覚えています。

そんな異様な光景とは裏腹に、ベイルートはとても風光明媚なのです。
緑が豊かで、地中海沿岸の街並みはオリエンタルとヨーロッパが混じり合ったような雰囲気を醸し出しており、不毛な地ばかりの周辺国と比べても突出して豊潤な土地であることがわかりました。
レバノン料理は食材豊富でどれも美味、フルーツも山盛り出てきました。
レバノン杉を見ることは叶いませんでしたが、この地が古より豊かであったことは国旗に表われています。



ベイルートでは、在レバノン日本大使館にすべてをバックアップしていただき安全に、そして安心して、公演に集中できました。
アル・マジーナ劇場で開催された世界ジャズ・フェスティバルでの特別公演や、VIPを招いたアメリカン大学ベイルート校アセンブリーホールでのライブなど……
私の人生の中で、最もエキサイティングでエキセントリックな充実した時間だったと思います。

滞在中、疲れ切った身体を癒してくれるのは、ホテルの窓から見る地中海の風景でした。



011ポスター.JPG

025劇場前で記念撮影.JPG

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あれから20年余が経ち、ダマスカスでは政府軍・反政府組織・ISが入り乱れて戦闘してアゼム宮殿やスークなど街が破壊し尽くされ、今度はベイルートでは爆発事故で港湾地区が破壊され、、、
私が知る中東はもはやそこには無い、、、

思い出の場所がもはやそこには無い、、、




さみしい、、、





亡くなられた方々に哀悼の念を捧げるとともに、怪我をされた方々のご快復をお祈りしています。






posted by るしあん at 22:23| Comment(0) | 日記
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