2020年11月01日

6万年前のレガシー


ヨーロッパでは新型コロナパンデミックの第2波が猛威をふるっているようですね。
南半球ではうまく冬を乗り切ったのに、これから冬を迎える北半球では第2波とインフルエンザにどう立ち向かうんだろう?
韓国ではインフルワクチン接種で亡くなる人が多発してパニックが起きたというし、、、
WHOのテドロス事務局長は例によって中国に忖度して「レムデシビル(米ギリアド社)の効果は全く無し!」なんて言って不安を煽りまくるし、、、
なんかマスコミ報道を観ていると何となく気が重くなってきてしまい、GoToも楽しむ気になれません。

なんでもヨーロッパでの1日あたりの新規感染者数が第1波と比べて3倍超になっているとか。
スペインでは深夜営業の飲食店は規制されるし、フランスでは再びのロックダウンだし、この先一体どうなっちゃうんだろ!?。




さて、そんな中、渦中のヨーロッパでは、9月末にイギリスのネイチャー誌にドイツ・マックスプランク進化人類学研究所のスバンデ・ペーボさん達の面白い研究論文が掲載されました。
それによると、
『ネアンデルタール人の遺伝子を持つ人の方が新型コロナウイルスに罹患しやすい(重症化しやすい)』
というのです。
ネアンデルタール人の遺伝子を持つ人が多いことが知られている地域は、ヨーロッパ(16%)・南アジア(50%)などとなっています。
実際、その地域は新型コロナの感染者数・死者数が多くなっています。

アジアが顕著なのですが、バングラディシュ人が世界で最もネアンデルタール遺伝子を持っていて(60%)、日本人や韓国人にはほとんどいないとされています。
新型コロナはインド・バングラディシュで猛威をふるい、東アジアの我々はパンデミックには至っていません。
(実際、イギリスでは一般集団よりバングラディシュ系の方が死亡リスクが2倍になっているという統計が出ています。)


この相関性に気付いた同研究所のヒューゴ・ゼバーグさんは、遺伝子研究の第一人者である同僚のペーボさんに連絡し、遺伝子解析を行ったそうです。
結果はビンゴで、ネアンデルタール人が持っていた3番染色体領域のバリアント(多様体)がコロナ伝染抵抗力を弱めている(重症化リスクを高めている)らしいとのこと。



nean01.jpg



もしかしたら、4万年前にも今回の新型コロナウイルスような病原体が蔓延して、ネアンデルタール人は滅んでしまったのかも……
そして、私たちの祖先であるホモサピエンスが生き残った……
そこには壮大な自然淘汰のドラマがあったのかもしれないですね。

そして、さらなる研究によって、約6万年前に、ホモサピエンスとネアンデルタールの交配によって、このバリアントが私達の祖先に渡ったことが判明しています。
はるかはるか昔の遺伝子レベルのレガシーが、今まさに“悲劇”という形で私達に襲いかかってくるなんて、、、



とはいえ、このバリアントだけで重症化が決まるわけではないし、、、
高齢、男性、持病などなど様々な重症化因子があるようだし、今後の研究によって多様な要因がもっともっと探し出されるのでしょうね。




核兵器、温室効果ガス、環境破壊、大量消費……
ヒトの愚行に対して、地球(自然)は、今まさに我々を淘汰しようとしているのかもしれない。




(参考:OISTニュースサイト、毎日新聞「土記」)




posted by るしあん at 01:13| Comment(0) | 日記
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