2021年01月30日

誤ったメッセージ


いつぞやの毎日新聞(朝刊1面・社会面)に特集されていた記事。
新型コロナに関する各知事の発言についてまとめられていました。
なかでも、山本一太群馬県知事の「特にペルー、ブラジルの方が多いように見受けられる」という発表の仕方が、差別を増長させてしまう懸念があるということでだいぶ叩かれていました。
当然、知事には差別の意図などはなく「大使館への協力要請や地域住民への注意喚起のため」とのこと。
しかし、これによって「外国人は怖い」との間違ったメッセージを少なからず与えてしまったことも事実。
実際、大泉町などでは「外国人には近づかなければいいので安心できる」(72歳男性)などという知事発言を肯定する声もあったとか。
一方で「感染してるんじゃないのと職場でからかわれる。子どもが学校でいじめられるのではという不安がある」(30歳日系ブラジル人女性)と強い不安を訴える外国人も増えているそうです。

京都府などでは、新規感染者の発表に際しては、国籍は何ら意味がないというスタンスで昨年5月に方針転換し外国人割合は示さなくなったそうです。

果たして群馬県においても外国人感染者の割合を示す必要があったのか。

記事を受けてかどうか分かりませんが、現在では国籍については発表していません。
というより、第3波の急増により業務が逼迫して、あまり意味のない統計の取り方を改めたのかは定かではありませんが、、、
今はむしろ、行政や政治家は、変異株の出現により英国人や南ア人、ブラジル人および当該国からの帰国者に偏見の目が向けられないようにメッセージを出すべきなのでしょう。



知り合いの居酒屋では外国籍のアルバイトを数人雇っていますが、日本人スタッフより余程、感染予防に気を使っているそうですよ。
大将は、日本人だろうが外国籍だろうが、一切関係なく同じスタッフとして雇っています。
そんなお店だから、お客さんも外国人スタッフを差別したり嫌悪感を示す人は一人もいません。
もっとも、そんな客が来れば大将が追い出してしまうし、、、



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昨日は、群馬県伊勢崎市の新規感染者について「ハラル食品を扱うレストラン兼商店でクラスターが発生し7人のスタッフの感染を確認した」との発表がありました。

ハラルとはアラビア語で“許す”という意味で、ムスリム(イスラム教徒)が禁忌としているアルコールや豚肉などを含まない食品や、イスラム法に則り基準をクリアした肉製品などを表わします。

この発表はあくまで、「当該店を利用したことのある人達へ向けた注意喚起」です。
言うまでもありませんが、“ムスリムは怖い”などと間違った受け取り方だけは決してしないでほしいと思います。




新型コロナウイルスによって“差別と偏見があぶり出された”なんていうんじゃあまりに情けない―――








posted by るしあん at 19:27| Comment(0) | 日記
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