私達、飲食業に携わる者には食中毒に注意するのは年間を通して常時のことですが、一般家庭では今の時期、特に注意した方がいいようです。
月別の発生件数でみると、夏場の暑い時期より9月・10月の方が多く発生しています。
特にこの1〜2年は家庭での発生が増えていて、発生原因も変化しているようです。
コロナ禍で手洗いなどが徹底されたことはプラス要因ですが、レジ袋有料化に伴うエコバッグの普及により、エコバッグに付着した食品ドリップからの食中毒菌(ノロやカンピロバクターなど)の発生が急増しています。
当時、セクシー大臣が鳴り物入りで始めた有料化ですが、その効果はどうだったのか全く示されていません。
どのくらい環境が改善されたのかちゃんと調べているのかなあ!?
小売店の経費が少なくなっただけの効果じゃお粗末過ぎて、、、
環境保全は大事だけれど、自分たちの取り組みが果たしてどれくらい地球の役に立っているかはわからないものです。
そんな疑問に応えるかのようなもののひとつに「New York City Street Tree Map」があります。
直訳すれば“ニューヨーク街路樹地図”ということなのですが、これがとても面白い取り組みなのです。
市内にある街路樹の種類や植えられた路地、本数などがすべてデータ化されて地図に落し込まれています。
そして、その樹木がどれだけ空気汚染やCo2を軽減しているか、水害防止や年間のエネルギー節約に効果があるかを数値化しています。
加えて、その木による経済への貢献度合いが金額で示されます。
「年間1,022㌎の雨水を貯水するこの木は年間10j分の価値がある」という具合に。
また、樹木ケアイベントのスケジュールなども記載されているので、思い立ったら木の保護活動にも参加できる仕組みになっています。
たとえ小さな事でも、自分がかかわったことに意味があると分かれば、「あれもやってみよう」「これも頑張ってみよう」「続けてみよう」となり、次の取り組みにもつながっていくのです。

レジ袋有料化も、その効果について、目に見える形で示してほしいものです。
「有料化により、レジ袋使用料が○○d減り、海洋流出・海洋投棄されたプラゴミは○○d減らすことができた。
これにより、誤食誤飲で亡くなる海洋生物は○○d相当が減ったと推測できる。」
ってな感じで具体的な数字で。
レジ袋有料化の取り組みがプラスチックによる海洋汚染問題を啓発し、人々の意識が環境保全に向いたという点では意味があったと思います。
とはいえ、その価値がいま一つ判然としないのは残念なことです。

当時、セクシー大臣の説明は意味不明のことが多かったなあ
プラスチックのカトラリー(スプーン・フォークなど)の有料化についても、
「生産・廃棄時に排出するCo2が○○d減り、石油資源の消費も○○d抑えられた。
あなたが1回プラカトラリーを辞退すれば、○rのCo2が減るんですよ。」
と、具体的数字でわかりやすく効果を示してくれないかなあ。
「環境のために良いからプラ製品を有料化するゾ」と言われても、私みたいなヘソ曲がりには「チビチビ小銭をむしり取って、まるで増税と同じじゃねえか」と思ってしまいます。
国葬の問題然り。
政治家のセンセイ達って、なんで具体的にわかりやすい説明をしたがらないのだろう?
それとも何かい!? 「馬鹿な国民に説明するだけ無駄だ」なんて、なめてんじゃあねえだろうなあ?