2022年11月12日

逆縁


先日、9日は瀬戸内寂聴さんの一周忌でした。
訃報からもう1年も経ったのかと時の早さに驚きます。
今日、寂聴さんの半生を描いた映画『あちらにいる鬼』の公開記念舞台あいさつに主演の寺島しのぶさんが出席したことがネットニュースになっていました。
映画館では予告が流れていましたが、男女のドロドロの三角関係を描いている作品らしく、タブー視されがちなテーマをよく映画化したなあと思いながら見てました。



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寂聴さんは、その著書『大切なひとへ』の中で、
「自分より若い者、幼い者に先立たれることを“逆縁”といって、死別の最もつらいものに数えている」
と書いています。
私も何度か逆縁を経験しました。
つらくて、つらくて、「順番、守れよ」と遺影を叱っていました。
その寂しさ、悲しさはとても言葉に表わせません。
99歳でお亡くなりになった寂聴さんはいくつもの逆縁に耐えたのでしょうね。

寂聴さんは、こうも述べています。
「生まれた瞬間、人はさけ難い“死”の日に向かって歩み出す。
その道の長さを、人は誰も教えられてはいない。」
確かにそうなのかもしれません。

でも、そうだとしても、その道の長さを人の手によって縮めることがあってはならないのです。
ウクライナでは理不尽に死を迎えた幼子がたくさんいます。
戦争は道の長さを縮めてしまいます。


しかし、それは人の英知によって避けられるのです―――









posted by るしあん at 21:38| Comment(0) | 日記
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