2023年01月15日

牛乳の話し


私が幼少の頃に住んでいた家は養蚕農家のボロ家。
前のお宅は、かつて本陣だった豪農の大きな家で、後のお宅は酪農家で敷地内に牛舎があって、、、
あの頃はどこの農家も裕福じゃなかったけど、2軒の狭間で我が家の貧農さは際立ってしまっていたなあ (T_T)
後んちから毎日牛乳をもらっていたのですが、片手鍋を持ってもらいに行くのが私の役目。
次の日用の空の片手鍋を持って行き、朝搾りのいっぱいの牛乳をこぼさないように帰ってくる、、、 このルーチンが、私にとっての“初めてのおつかい”だったのかもしれません。
とはいえ、裏木戸を開ければ後んちの庭だから、その距離わずか4、5bのおつかいですけどね、、、



育ち盛りの頃は、薄い膜が張らない程度に軽く温め、朝食に一杯、夕食に一杯飲むのが日課。
毎日の牛乳が欠かせない、、、幼い頃からの食習慣でした。

昭和一桁の親から「骨が丈夫になり、背が伸びる」と聞かされ育った我々の世代は、「牛乳信仰」と言ったらチョット大袈裟ですが、栄養豊富な万能の飲み物のように信じていました。
だから学校給食でも先生からは残さず飲むよう指導されていました。
牛乳の苦手な同級生は泣きながら飲んでいる子もいて、ビンからテトラパックに変わった時など喜んでカバンに隠したものです。
食物アレルギーなんて概念の無い時代だったからそんな指導が当たり前でしたが、今なら大問題ですよね。



そんな牛乳習慣の私ですが、いつの頃からか牛乳を飲むとおなかがゴロゴロいうようになってしまいました。
学校の給食と一緒に牛乳習慣も卒業してからは、冷たい牛乳を飲むと必ずといっていいほど下痢してしまいます。
アイスカフェオレや、シリアルと一緒に取る牛乳なら何とか大丈夫なのですが、ストレートだとどうも、、、



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年末年始は余った牛乳の大量廃棄が話題になりますが、今シーズンもかなりの量が捨てられたそうです。
クリスマスケーキ用の特需が終わり、学校も冬休みで給食がストップ、、、
かといって、その間も搾乳を続けなければ大切な牛が乳腺炎(乳房炎)を起こしてしまうし、酪農家にとっては捨てるために搾るんじゃ忍びないだろうなあ。
バターやヨーグルトなどの加工品に回すのも限界があるし、長期保存できる脱脂粉乳に加工しても在庫が急増してしまいダブついている状態だといいます。

後ろのお宅もそうなのですが、酪農家は住宅街で営むのは匂い等の問題で難しくなり郊外に酪農団地を作って飼育管理をしています。
それに伴い、牛舎や飼育設備は格段に向上しました。
結果、一頭あたりの搾乳量も昔から比べると格段に増えました。
生産量が増えるなかで需要の減少が重なっているのです。



昨シーズンはキシダ首相が記者会見で「年末はいつもより牛乳を1杯多く飲んで」と呼びかけていました。
今シーズンはそんな呼びかけがなかったから大丈夫だと思っていたのですが、余剰廃棄は避けられないそうです。



飲み物の選択肢が増え、少子高齢化の影響で学校給食で牛乳を飲む子どもの数は減る一方です。
スーパーなどでは売れ残った賞味期限切れの廃棄を減らすため、納入自体を減らす対策を取るところもあるそうです。
季節的な要因以外でも、牛乳への逆風は続きそうです。

微力ながら、るしあんでもベシャメルソースなど料理に乳製品を活用したり、ラテ系のドリンクを増やしていますが、いかんせんコロナの影響でお客様が少なくなってしまっているので、、、
せめて、支援の気持ちを込めて、就寝前の1杯のホットミルク習慣を復活させようと思います!




貴方も日本の農業を守るために、いつものジュースを1杯だけ牛乳に変えてみませんか。









posted by るしあん at 21:23| Comment(0) | 日記
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