2023年02月24日

映画の話し


和太鼓が青春だった私。
和太鼓の魅力はなんといっても音を体感できること。
聾学校の子どもたちのチームは耳が不自由でも演奏をピッタリ合わせられます。
「他の演者の手の動きを見てたら叩くのが遅くなっちゃう。
音が骨に振動として伝わるし空気の震えがわかるから、それで音が合うんだよ。」
屈託の無い笑顔で、手話で説明してくれる生徒さんたちにただただ驚くばかり……。
まさに音を感じて演奏しているのです。
“音を感じる”ことは“音を聞く”ことを凌駕するのかもしれない、、、

以前、このブログで私が推した小説『蜜蜂と遠雷』も音を感じることができる小説で、読んでいるとホントにピアノが聴こえるよう。
そして、、、
音が聴こえるマンガとして絶賛されているのが『BLUE GIANT』(ブルー・ジャイアント)です。
読んだ人みんながジャズを、サックスやピアノ、ドラムの音を、感じることができるのです。



blugia00.jpg



さてさて、枕が長くなってしまいました。
今日の本題です。

映画『BLUE GIANT』を観てきました。
「最大の音量、最高の音質で最高のジャズを届けたい」との想いから映画化されたのですが、期待通り、ホント、最高に面白い映画でした。
最高の音楽を“体感”できます!!
「ジャズはあまり聴かないなあ」という方も、是非、映画館に足を運んでみてください。
ジャズに馴染みのない人でも楽しめます。
そして、音楽だけじゃなくストーリーも秀逸。
不可能と思われる目標に、3人の若者が必死に真摯に、そして激しく挑む青春群像劇なのです。
感動必至です。



数年前に『蜜蜂と遠雷』も映画化されたのですが、原作をブチ壊す最悪の出来でした。
一抹の不安を抱きつつ『BLUE GIANT』に行ったのですが、そんな不安はのっけから吹っ飛んで作品にグイグイ引き込まれました。
立川譲監督の手腕と、なんといっても音楽を担当した世界的ピアニストの上原ひろみさんの楽曲の凄さが、観客を一気に引き付けるからなんだろうなあ。
映画のために書き下ろしたそうで、クライマックスのライブシーンでは涙が止まりませんでした。
音楽が根幹の映画では、『ボヘミアン・ラプソディ』以来の“感動の涙”でした、、、



ユナイテッドシネマで観てきたので、今度は音響の違うイオンシネマで2回目の鑑賞をして来ようと思います。



貴方もぜひ観に行ってみて!
おススメです!!



bluegiant (9).jpg







posted by るしあん at 22:08| Comment(0) | 日記
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