2023年03月19日

ジャガイモ


今回の腰痛はどうもジャガイモ植えの作業が原因のようです。
トラクターに乗っていて後輪の跳ねる衝撃を受けて、腰に違和感を感じ、、、
畝を作るのに、中腰でずっと鍬を使い、、、
最後は種イモを、これまた中腰で並べて、土をかぶせて、、、
左脚が痺れ始めた時に止めればよかったのですが、ついつい最後まで作業を続けてしまったのが良くなかったみたいです。
夕方には痛みで歩くどころか立ってさえいられず4年前の悪夢が蘇りました。
先週金曜日はまる一日、安静にして横になっていました。
どうにか回復できましたが、今日も夕方頃には歩くのが辛くて、、、 (T_T)

さて、そんなことで今日はジャガイモ(馬鈴薯)の話題で書き進めようと思います。




ジャガイモ(馬鈴薯)がタイトルの小説といって思い浮かべるのは国木田独歩。
国木田といえば『武蔵野』『忘れえぬ人々』が有名ですが、我が上毛カルタに登場する田山花袋と交流が深かったということで何となく親近感を持ってしまうのが不思議です。
国木田は小説家のイメージが強いのですが最初の頃は詩人でありジャーナリストでもありました。
私が好きな『牛肉と馬鈴薯』は、牛肉を現実主義に、馬鈴薯を理想主義に例えて議論を交わす話しなのですが、これがなかなか面白いのです。
国木田の人生観を反映した作品で実に奥が深いのです。
この中で、その変節ぶりをなじるセリフが出てきます。
「無暗(むやみ)と鼻をぴくぴくさして牛の焦げる臭いを嗅いで行(ある)く、その醜体(ざま)ったらない。」
酒宴の席の話しなのですが、これがけっこう手厳しい。



kunizyaga01.jpg



さてさて、昨今の政治に目を向けて見ると、どうもキシダさんは焼き肉のおいしいそうな匂いに抗(あらが)うことができなかったようです。
“馬鈴薯派”から“牛肉派”に変節したようで、、、

キシダ内閣発足当初は「国民の声を聞き、新しい資本主義によって経済を立て直す。多様性を認める社会にする。政治とカネの問題について説明責任を果たす。」と理想を掲げていたはず。
ハト派の宏池会の領袖らしく、アベ路線とは一線を画して、キシダ色の政治になるものと期待していました。
しかし、理想の馬鈴薯の味は、牛肉にはかなわなかったようで、“聞く耳”は国民ではなく3A(今は2Aになってしまいましたが)の方を向き、タカ派よろしく自衛隊明記を含む改憲や敵基地攻撃能力保有に意欲を示し、防衛費増額についても議論のないまま決定してしまいました。
そして、社会保険値上げ、退職金課税値上げ、国民年金納付5年延長などなど。
“検討使”の本領を発揮しているのが、消費税15%に値上げの検討。
これって、たしか1年前には「これから10年上げない」って言ってなかったっけ?
さらに検討は続きます。
走行距離税導入の検討、炭素税導入の検討、所得税値上げの検討……
所得倍増計画が、所得が上がらないうちに所得税だけが倍増なんていうんじゃシャレにもならん (# ゚Д゚)

この変節ぶり、国木田独歩が存命ならきっと叱られていますよ。



tanezyaga01.jpg



今年、るしあんでは「インカのひとみ」「シンシア」「シャドウクイーン」の3種類のジャガイモを栽培します。

キシダさん、確かに牛肉はおいしいのですが、時には馬鈴薯もいかがですか?
ホクホクのジャガイモにバターとコーンをたっぷり乗せ、ほんのちょっぴりお醤油をたらして食べれば美味しいですよ〜。

なんなら収穫したら新ジャガを官邸にお送りしますが……








posted by るしあん at 22:44| Comment(0) | 日記
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