2024年02月08日

スイッチ(視覚)


昨日につづき記憶のスイッチの話しですが、まさに今日、あるチラシを見て思い出したことがあるのです。
それは、あの世界3大テノールと称されるドミンゴのチラシ。
なんでも、ゴールデンウィークに高崎芸術劇場で来日コンサートが開催されるそうです。



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「そうか、、、あの時の、、、」

私が所属していた和太鼓チームは何度か海外で演奏したことがあるのですが、最初の海外公演はオーストリア・ザルツブルクの祝祭劇場だったのです。
コンサートホールでの演奏や、モーツァルト広場で野外演奏などを行いました。
11月上旬というのにアルプスには雪が降り、広場のモーツァルト先生は雪の衣装をまとっていて、演奏の途中で手の感覚が無くなるほどの寒さでした。
わずか2日間の公演なのに緊張と疲労で、ザルツブルクを離れる頃はヘロヘロ、、、
ボ〜っとしながらウィーンに入りました。

私達に同行してくれたツアー・コンダクターがヨーロッパに明るい子で、「せっかくウィーンに来たんだからオペラ座に行きましょう」とチケットを手配してくれていたのです。
それが、そのシーズン最初のこけら落とし公演で、入手困難なプレミア・チケットだったらしいのです。
オペラなんぞ全く解らん私達には、最初こそ生まれて初めてのボックス・シートに大興奮。
メンバーの座る違うボックスと手を振り合ったり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
そして、開演。厳かなオーケストラに、テノールの美声が響き渡ったのです。
あまりの美声にうっとり聴き惚れてしまいました。
ところが、前日までの演奏と移動の疲れで、まるでそのテノールは“子守唄”のように聞こえてきたのです。
そして、夢の彼方へ、、、

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幕間に目を覚まし、後方にいたおばあちゃんにボックス最前のシートを譲ったのです。
おばあちゃんは信じられないという表情で何度も「ダンケシェン」と涙目でお礼を言ってくれました。
私はただ「どうせ寝ちゃうんだから前でも後でも同じだし」くらいしか思っていなかったんですけどね。



そう、、、
あの子守唄の主こそが、ドミンゴだったのです。



帰国後、超スゴイ人だと知ったのですが、友人には
「ウィーンのオペラ座でドミンゴを聴いたんだけど、やっぱ生の声はすごかったゼ。」
なんてしょーもない自慢話をしたものです(=_=)




チラシ1枚で昔の記憶が蘇る、、、そんな体験をした今日でした。





「ドミンゴが高崎に来るってよ。観に行こうか!?」
「高いお金払って、また、寝に行く気? もったいない!」

さっきまで忘れていた記憶なのに、女房はしっかり覚えてた、、、



そこの貴兄! 女性の記憶力は恐ろしいですよ〜〜 笑



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posted by るしあん at 18:40| Comment(0) | 日記
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