2024年02月10日

特性


コロナ禍の数年前、前橋でフリスビー犬の全国大会が開かれたのですが、出場者の方々がるしあんで慰労会をしてくれたことがありました。
その時に教えてもらった話し。
フリスビー犬を育成するのには、パピーの時に紐(ひも)遊びから始めて、追いかけて咥(くわ)えることをさせるそうです。
これはヘビに見立てていて、パピーは本能でパッと咥えるのだそう。
次に、ボール遊びをする中で、咥えたらリリースする(飼い主にボールを渡す)動作を学ばせます。
そして、フリスビーでミルクを飲ませフリスビーは“いい物”であると認識させたら、近い距離から段々距離を取りながら、キャッチ&リリース訓練に移るそうです。
来店したわんちゃんはボーダーなどの牧羊犬が多かったのですが、トイプーやジャック・ラッセルなどの小型犬もいて、フリスビー犬の多彩な犬種に驚きました。

ただ、多彩と言ってもそこは洋犬ばかりで、残念ながら和犬(日本犬)はいませんでした。
訊けば、日本犬は最初の訓練の段階で、「紐を咥える」ことで終わらず、咥えた紐をブンブン振り回し「トドメを刺す」そうです。
洋犬は「追いかける」本能なのですが、日本犬の多くは「狩る」本能が出現してしまうのだとか。

そして、もうひとつ。
洋犬は「ウ〜ッ」と唸って「怒り」「怖れ」「ほっといて」などの感情を表わしてくれるのですが、日本犬の場合、感情表現することなくいきなり「咬みつく」という行動に出る個体が少なくないそうです。
訓練しづらいことがフリスビー犬に向いていない大きな理由みたいですね。
「柴犬以外の日本犬お断り」というトリマーさんが多いのも同じ理由からだそうですよ。



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さて、今日はお客様との話題といったらあのニュースのことばかりでした。
伊勢崎市の公園で四国犬が子どもを含む12人を襲ったという話し。
事件の前には、散歩中のトイプーも咬み殺されていたそうです。
ひと度こうした咬傷事件が起きれば100%飼い主が悪いのに、当の飼い主はインタビューに「犬は遊んでいるつもり」「庭は塀で囲みきちんと管理していた」との言い訳をしていました。
どうしてこうも管理しきれない多頭飼いをする輩があとを絶たないのだろう。
報道によれば、狂犬病ワクチンも未接種で、当然行政への飼育登録もしていなかったのだとか。
こうした事件、事故が起こるたび、まっとうな愛犬家までが肩身の狭い思いをします、、、ホント、迷惑な話しです。

被害に遭われたお子さんには、怪我の治療はもちろんのこと、「心のケア」もきちんとしてあげて欲しい。
このまま犬に対する恐怖心を抱いたまま成長するんじゃ不憫すぎます。

咬傷事件が起きた以上、当該犬は殺処分は免れないでしょう。
まともにしつけをせず管理を怠った飼い主に罪があるのに、犬にしてみりゃこれじゃまるで「飼い主ガチャ」です。
残り6頭が保護団体の管理下になったことがせめてもの救いで、今後きちんとしつけを入れて社会性を身に付けて欲しいと思います。



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データによると、咬傷事故は毎年5,000件近く起きています。
(一昨年は3人が死亡し、32匹の犬・猫・他動物が咬み殺されました。)
放し飼いも多かった半世紀前には1万件を超えていたそうですから、飼育頭数が急増した近年において半減しているということは、飼い主の“意識”も高くなってきているということなのでしょう。
ただ、残念ながら依然として「飼い犬の社会性」を軽んじる飼い主がいることも事実なのです。

こんな数字もあります。
事故原因の割合を見ると、、、被害者側が「犬に手を出した」15%に対し、「通行中」は47%と圧倒的に多いのです。
私も愛犬と散歩中に対向してきた散歩の犬に吠えかかられた経験があります。
「もう、勘弁してくれよ。ちゃんとしつけしろよ」と思いながら道路の反対側に逃げるのです。



時には大きな猟犬に引きずられながら散歩をしている女性を見かけますが、完全にミスマッチ。
かつて敷島公園で話した女性は、CMで北海道犬に惚れ込んで飼い始めたものの他犬に吠えかかるのでドッグカフェに行けないと嘆いていました。
これも「犬の特性」と「思い描くドッグライフ」のミスマッチです。
主人だけを愛する忠犬に、会う人・会う犬すべてに尻尾を振って仲良くしろ、と言っても無理なこと。

犬の売買に際しては、「買い手の望むドッグライフをきちんと聞き取り、犬の特性を説明してミスマッチを未然に防ぐ」ことを“売り手責任”として課すべきでしょう。
買い手は、県動物愛護条例改正に基づき、努力義務としての「しつけ」を必ず行いましょう。





今回の一件は、あらためて「しつけ」「飼養管理」の重要性を知らしめました。
自分の愛犬管理は適正か、この機会に点検してみてはいかがでしょう。
他山の石としたいものです。












posted by るしあん at 18:57| Comment(0) | 日記
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