2025年05月04日

船のはなし


漂流してどんなに喉が渇いても絶対に海の水は飲んではいけないそうです。
飲んだら最後、乾きは倍増し、浸透圧で腎臓、血液の機能は阻害され尿毒症により死に至るから、というのがその理由だそう。


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先日の米中関税合戦のTVニュースを見ていた時のこと。
中国政府の高官が実にうまいコメントを発していました。
「我々は、どんなに喉が渇こうが毒水は飲まない。」

国内世論が批判に傾いているのを気にしてかトランプ大統領は中国に矛を収めるよう打診したそうですが、中国の回答は上記の通り。
つまらない少しの妥協を毒水に例え、少量でも飲めば命を失いかねないと言ってのけました。
いや〜、なかなか清々しい!
中国の政治体制は好きにはなれませんが、トランプに媚を売りまくる姿勢の国を見るにつけ、ちょっぴり中国にエールを送りたくなった私なのです。



我が日本は、、、というと、慌ててセンセー達が2回目の訪米に出かけました。
アメリカに「しめしめ、日本はあせっているな」と思わせたんじゃないかなあ!?
まずは「大豆カード」を切ったようですが、果たしてどうなることやら。

お隣、韓国は「造船カード」を切って交渉が一歩前進したとのこと。
韓国の造船技術は「短時間でたくさん造ることができる」ことが“一番のウリ”なのだそうです。
それに比べて日本の造船技術は「精密かつハイテクの船を造れるので、少ない乗組員で正確な運航ができる」ことが“一番のウリ”。
アメリカはレーガン政権の時に造船業が衰退して今や世界シェア1%という有様なので、海運業、海軍ともに造船技術は喉から手が出るほど欲しいはず。
日米韓が協働で船舶を造れれば安全保障の観点からもベストなんでしょうが、あのトランプのことだから日本の技術だけ掠め取って自国造船したがるのでしょうね、、、
日本は「造船カード」を上手に使わないと!



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さて、日本にとって最大の効果を発揮するカードって何なのだろう?
その昔、ハシモト政権の時だったか、、、 時の首相が「アメリカ国債を売却する」ような話しを出したことがありました。
正確には「売る」とは言ってなかったのですが、アメリカでは大騒ぎになってマーケットはだいぶ荒れたのです。
こう考えてみると、日本の切り札は「アメリカ国債」なのかもしれませんね。
日本はアメリカ国債を1兆1,259億ドル(約163兆円)も保有しているのです。
その額、全体の13%を占めており、世界最大。
トランプがあまりに無理筋を押しつけてくるようなら、
「日本の自動車産業を援助しなくっちゃだから、アメリカ国債を手放して財源に充てようっと!」
とでも言ってやればいいのに (-。-)y-゜゜゜



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今日、5月4日は「スターウォーズの日」。
有名な「May the Force be with you !」(フォースと共にあらんことを)というセリフにあやかって、「May 4th」がスターウォーズの日となったのです。

その昔、私が高校生の時、初めてスターウォーズを観た頃、アメリカはGreatでGoldに輝いていました。
“アメリカなら映画に出てくるような宇宙船を本当に造れるんじゃないだろうか”と思わせてくれました。



さてさて、ローマ教皇の死をジョークにするような低俗な大統領のもとで「Great Again」は実現するのだろうか?












posted by るしあん at 23:30| Comment(0) | 日記
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