私のフィギュアは推しキャラのグッズ集めのひとつに過ぎませんが、“本物のコレクター”の収集のこだわりにはホント脱帽です。
先日の連休は、犬連れで伊香保に遊びに来たお客様が来店してくれたのですが、、、
なんでも、かねてから“伊香保おもちゃと人形自動車博物館”に来たかったそうで、だいぶ楽しまれたとのこと。
ご本人も古い塩ビ人形やおもちゃを収集しているのですが、その方のこだわりは「Made in Japan」ならぬ「Made in Occupied Japan(メイド・イン・オキュパイド・ジャパン)」なんだそうです。
オキュパイド・ジャパンとは“占領下の日本”という意味で、終戦後、GHQ(連合国司令部)が統治した時期に作られた製品のこと。
GHQの管理、統制は厳しかったものの生活必需品などの製造は推奨されました。
そんな中、玩具も生活必需品に指定されたのです。
実は、それには理由があり、米軍の担当者が「アメリカの子どもはおもちゃに飢えている」と語り、日本の子どものためではなくアメリカの子どものために作らせようとしたのです。
日本のおもちゃは技術力が高く、戦前から人気が高いことを担当者は知っていたのです。
それ故、メーカーに生産と輸出を奨励したと言われています。
特に、クリスマス時期の需要はすさまじく、塩ビやブリキのサンタクロース人形やツリーの飾りなどが大量に作られ貨物船に載せられました。
この輸出は独立後(GHQ撤退後)も続き、日本の高度経済成長の礎のひとつとなったのです。
今、世界では日本のアニメが世界を席捲し、任天堂のゲーム機は無双状態です。
漫画はコミックだけじゃなく、コスプレやフィギュア、ゲームソフトなど多様な文化を派生させています。
これらはすべて、日本の高い技術力が戦前から脈々と受け継がれてきた所以なのです。
さて、話しを「メイド・イン・オキュパイド・ジャパン」に戻します。
前述の通り、占領下製玩具は短い占領下期間にほとんどが輸出されてしまい国内では希少なものになっています。
そこで好事家たちに珍重され高値で取引されるのだそうです。
るしあんのお客様も「いや〜、集めるのには時間もお金もかかって大変なんですよ」なんて言ってました。
貴方の家の納戸や倉庫に古いおもちゃは眠っていませんか?
オキュパイド・ジャパンならお宝ですよ (-。-)y-゜゜゜
最後に、、、
笑い話にもならない皮肉な話しをひとつ、、、
アメリカで大ヒットしたのがオキュパイド・ジャパン製のB29のおもちゃ。
日本各地を空襲し多くの日本人の命を奪った爆撃機のおもちゃを日本で作って、それがアメリカで大人気となり飛ぶように売れるとは、、、
これも戦争がもたらした悲喜劇なのか――