2025年09月28日

悪意ある罪


さて、前回は「真実は、自ら探し求めなければ見つからない」と紹介したところですが、実はこんな怖い研究結果があります。
イギリスの科学誌「ネイチャー」によると、、、
ネットの情報がウソか真実かを確かめようとする人ほど、誤情報を信じる確率が高くなるそうです。
実は、その原因は“検索で得られる情報の質”が低いことにあるそうです。
SNSは検索に応じて似たような情報を次々に薦めてきます。
そこで、自分の見つけた答えへの確信がどんどん深まる結果に、、、


自ら真実を探そうとするとウソにからめ捕られる危険が増えるんじゃ、一体どうすりゃいいんだよ、って話しですよね、、、

これはプラットフォーム企業が利用者を釘づけにするための戦略。
企業にとっては、その情報が事実なのか虚偽なのかなんて関係ないのです。
自社のプラットフォームの利用数が増えれば広告収入が増えるわけで、、、
まさに、拝金主義に毒された「闇」の部分なのです。



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そして、拝金主義に毒されたプラットフォームの「闇」がもうひとつ、、、
もしかしたら、“ウソ情報の垂れ流し”よりもタチが悪いかもしれません。
それは、「性的コンテンツ」という闇です。
この問題の根っこもやはり企業の金もうけ主義。
性的アプリを載せることでプラットフォーム企業には巨額の手数料収入が入る仕組みなのです。

昨年1月、アメリカ議会において5大プラットフォーム企業の経営者が呼ばれ公聴会が開かれました。
SNS上で性被害を受け自殺に至る子どもが相次いで、アメリカでは社会問題になっています。
被害者の家族とくに母親が中心となって抗議活動を起こし、公聴会の開催となったのです。
抗議の署名にはアメリカのみならず、ヨーロッパや日本からも多数集まったそうです。



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被害の一例……
ある少女はスマホに収めていた彼と一緒に撮った写真をハッキングにより抜き盗られました。
そのうちに「エロい写真を見て連絡させてもらいました笑」というメールが届くようになり、自分の写真が流失しているのではと疑念を持ったのです。
何が起きているのか判らないうちに、どんどん卑猥なメールが増えていったそうです。
メールを送ってくる相手から、自分の裸の画像が或るアプリ内で取引されていることを知り、そのアプリをインストールして調べました。
すると、アプリ内では、未成年を含む性的な画像がたくさん掲載されていて、その中に自分の写真があり、商品として販売されていたのです。
すぐにアプリ運営会社に連絡して削除させたのですが、時すでに遅し、、、大量のダウンロードが行われたあとでした。
恐怖で外出できなくなり、やがて心を病み、とうとう自らの命を絶ってしまったのです。

このアプリは、アプリ自体は無料でインストールできます。
小さなサムネイルからお気に入りの写真を選び、その写真を開くためのMagic Nunmber(key)を$2で購入するのです。
売れるとその写真の投稿者には1枚につき¢50が入る仕組み。
それ故、売れるための過激な写真を投稿しようと非合法な手段を講じる悪党が後を絶ちません。
そして、プラットフォーム企業にはアプリ運営会社から30%の手数料が入るのです。
まさに諸悪の根源はプラットフォーム企業。
金のために悪党を野放図にしていると非難されても仕方のないことでしょう。



公聴会では、プラットフォーム企業側は「対策は講じている。使う側の問題であり我々には責任はない」と主張をしたのですが、被害者家族から次々に被害内容が明らかにされ、議員からも非難の声がどんどん大きくなって、、、
そして、メタの元社員からの告発もあって、5大CEO達はしどろもどろに、、、

「企業は子どもたちの被害を防ぐための対策が十分ではない」と厳しく糾弾され、とうとうザッカーバーグは被害者家族の前で謝罪し、今後の改善を約束したのです。
ザッカーバーグのうつろな涙目が印象的でした。



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あの場で被害者家族はザッカーバーグの約束を信じたのですが、、、
あれから1年半、、、5大企業では何の改善も講じていないそうです。

これが、アメリカの大企業の実態なのでしょうね、、、





悪意に満ちたネット社会から、どうやって子どもたちを守ればいいのだろうか?―――





(参考:BS世界のドキュメンタリー、毎日新聞、他)








posted by るしあん at 19:31| Comment(0) | 日記
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