熊:「あれ、大家さん。たな賃の集金ですかい!? すんませんけど明日まで待ってくだせえ。」
大:「どうしたい!? 親方は人件費高騰とか言って施主から余計にもらっていたようだけど。」
熊:「それがひでえ話しで、材料費に消えちまって俺ら職人の手間賃はこれっぽっちも増えねえんでさあ。」
大:「そうかい。物の値が上がってるのに賃金が増えないんじゃ大変だねえ。いいよ、じゃあ、月末まで待ってやるよ。」
熊:「ありがてえ、感謝しますよ、大家さん。」
大:「これも政治が悪いんかねえ、、、」
熊:「政治って言やあ、このあいだは八公の野郎にいい加減な事を教えられて懲りたんでさあ。」
大:「はは、八っあんから聞いたよ。まあ、でも、八っあんが間違えるのはしょうがない。代表が会見で、“五つのハシ、、ハタのもとに結集する”なんて言うんだから。」
熊:「何ですかい、そりゃあ? あっしにはまったくわかんねえんですけど。」
大:「“ん? ハシ?”って思うよねえ。旗って言うつもりが腹ん中には星があったんだろうねえ。」
熊:「だめだー、大家さん。ますます分かんねえ。それにバカの八公がそんなに深読みできるかってえんでさあ。」
大:「そうかい、そうかい。じゃあ、熊さん、宿題だ。自分で“五星紅旗”ってのを調べてごらん。」
熊:「そんなん無理でさあ、勘弁しておくんなせえ。」
大:「でもね、熊さん。政治ってのは自分の目で見てきちんと勉強しないといけないもんなんだよ。世の中、勉強しないといつまでも安い手間賃で働かせられちまうんだよ。」
熊:「そんなもんですかねえ、、、世間ってえのは厄介なもんですなあ、、、」
大:「博打ばかりしていないで、ヒマな時は八っあんと一緒に勉強しにおいで! わかったね!」
熊:「へえー。」
政治にまったく無関心の大工の熊さんと長屋の知恵者の大家さんの与太話。
他意は無く、もちろん悪意は毛頭ございません。
悪しからずご容赦を。
御後がよろしいようで!!