今日は1日に書いたブログのつづきと思って読んでください。
昨日は、韓国の尹鍚悦元大統領に対し無期懲役の判決が下ったとの速報が流れました。
起訴状によると、「戦時や国家非常事態でないにもかかわらず、憲法に反して非常戒厳を宣言し、軍と警察を動員して暴動を起こした」とされています。
特別検察側の死刑求刑に対し、軍と警察が暴力に走らず人命も損なわれなかったことが斟酌され、無期懲役になったようです。
内乱首謀罪によって死刑が言い渡され、また大統領が殺されてしまうのかと思っていましたが、冷静な判断が下されたようです。
冷え切った日韓関係を緩和し前に進めてくれた尹元大統領でしたので、私個人的には極刑を免れてよかったと思うのですが、このニュースに対する韓国世論はどうなんだろう?
日本のテレビニュースはオリンピック一辺倒になっているので、韓国国民の生の声を聞けず残念です。
昨年、弾劾訴追されていた尹大統領の罷免を決定したのは「憲法裁判所」でした。
この憲法裁判所は1988年の改正憲法によって発足しました。
この前年、韓国は「民主化運動」の大きなうねりの中にありました。
みなさんは韓国映画『1987』(2017年公開)をご覧になったことはありますか?
韓国はもちろん、日本でも異例のヒットを記録しました。
ラブストーリー、コメディーなどのエンターテインメント性の強い韓国映画において、暗く硬派な作品でしたので日本では受け入れられないだろうとの前評判だったのです。
ところが下馬評を覆してのヒット。
この映画は1987年の民主化運動がテーマです。
警察の拷問による大学生の死亡が白日の下に晒されたことをきっかけに、国民が軍事政権の抑圧に立ち向かっていくのです。
国民の民主化への渇望が、やがて大きなうねりとなるのですが、映画ではこの過程が事実に基づいて描かれました。
そして、民主化。
大統領の直接選挙制の導入と共に、前述の憲法裁判所が置かれることとなったのです。
一昨年の12月、尹大統領による突然の「非常戒厳」の宣言と解除から始まった未曾有の混乱も昨日の判決でようやく一区切り着くのでしょう。
とはいえ、週が明ければ、きっと尹氏側が控訴するでしょうから、まだまだ一件落着とはいかないのでしょうね。
この一連の混乱の中で加速してしまった尹氏を巡る国民の分断はどうなっているんだろうか?
隣国の民主主義がどう歩んでいくのか、、、
ご近所にキンペー、プーチンという暴君が控えている者同士、隣国の政治がどのように変わっていくのか気になる私なのです。