2026年02月21日

稀代の怪異


昨日、今日と風もなく暖かい日差しが春のようで気持ちいい陽気でした。
残りの連休2日間は更に暖かくなる予報で愛犬たちも嬉しいでしょうね。
花粉症の私にとってはつらいシーズンを迎えちょっと憂欝な気分なのですが、、、



kahukahu01.jpg



今年もいよいよ「春の5K」本番がやってきましたね。
乾燥、花粉、強風、寒暖差に黄砂を加えて5K。
一昨年頃から定着した言葉ですが、私、近頃では5Kと聞くだけで鼻はムズムズ、目はショボショボしてきます。

花粉は近年の杉の植栽による人災、、、私が花粉症になったのは社会人になってから。
子どもの頃は花粉症なんて言葉も無かったのに(T_T)

じゃ、黄砂っていつ頃から飛んで来てるんだろ!?
地球の自転により偏西風が吹き、中央アジアの大陸にゴビ砂漠ができた太古の昔から日本列島に砂が運ばれているんだろうか……

鎌倉時代に書かれた「吾妻鏡(あづまかがみ)」には黄砂の様子を「稀代の怪異」と記しています。
「泥が雨に混じって降った」との記述から、この時は雨雲の更に上空を相当量の黄砂がジェット気流によって飛ばされてきていたことがうかがえます。
ただこの時代にはまだ「黄砂」という言葉はなく、中国では「霾(ばい)」と呼ばれていました。
ちなみに中国では殷の時代の甲骨文字の中に「霾」の字が有ることから大昔からある由緒正しい文字なのだそうですよ。

日本ではこの「霾」を「つちふる」と訓読みし、今でも使われています。
花粉症と同じく、私の記憶では子どもの頃には黄砂なんて言葉は聞いたことなかったなあ。
この「つちふる」は俳句などにも詠まれ、黄塵のザラザラ感や蜃気楼のように見える景色や太陽などを表現した句が多く見られます。

つちふるやひと日書斎にこもり居て(山口青邨)

真円き夕日つちふるなかに落つ(中村汀女)



また、つちふるの別称には「霾晦」(よなぐもり)なんて詩的な表現もあります。
空が黄色くかすむうっとうしい光景も「よなぐもり」なんて言われれば、目のショボショボも忘れる春の情景に思えてくるから不思議なもんです。



データによると、黄砂の飛来は2000年頃をピークに減少傾向にあるとされていますが、まだまだ安心はできません。
九州に住む息子は「群馬はまだいいよ。こっちは外干しできないからこの時期コインランドリーが混むんだよ」なんて嘆いています。
子育て中で洗濯ものが多くて自宅の乾燥機をフル回転しても間に合わないそうで、、、

まっ、こっちはこっちで、スギ花粉のせいで外干しできないのは同じなんですけどね。



kahukahu02.jpg




あ〜あ、5Kさえ無ければ、春の暖かさを堪能できるのになあ(+o+)










posted by るしあん at 22:35| Comment(0) | 日記
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