2025年05月24日

がんばれシンジローA


「トートロジー」という言葉をご存知ですか?
同語反復というものなのですが、、、
数年前にこのブログで、中学3年生の時に国語の先生から教えてもらった文章を紹介しました。
「古(いにしえ)の昔の武士の侍が、
馬から落ちて落馬して、
骨を折って骨折し、顔を赤く赤面し、
腹を切って切腹し、命を落して絶命した――」

今、ネットでは新農相発表後、にわかに「小泉構文」なるものが大流行しています。
まるで“大喜利”状態で、洒落の効いた投稿に思わずクスッと笑ってしまいます。
シンジローセンセーと言えば、トートロジーや意味不明の抽象表現(セクシーなど)、時には当たり前(プラスチック石油由来)のことなどを議員口調で話すものだから、いつの間にやらコイズミ構文なるジャンルが出来上がってしまいました。

たしかにシンジローセンセーの迷言は枚挙に暇はありませんが、このことが逆に「何か面白いことを言ってくれるんじゃないだろうか」という期待を生み、視聴者側が聞き耳を立ててくれることにつながるという珍現象も起きているようです。
長野県では具体策を何ひとつ話していないのに、就任コメントだけでコメの店頭価格が下がったそうですよ、、、すごいナ、、、



「コメ不足は、、、そう、、、家にコメが無いということなんです。」

「おコメって田んぼで作っているんですよね。意外にこれ知られてないんですけど。」

「環境保全のためおコメの袋の有料化を推進します。」

さすがに、ここまでの迷言は出ないでしょうが、ちょっぴり期待している私なのです。



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日本を少しでも明るくするために頑張って! シンジローセンセー!




<心の声>
私、川柳(読む方)が好きで新聞・雑誌の投稿欄をまず最初に開きます。
秀吉の聚楽第の落首の頃より庶民の権力者批判には“想像力”と“洒落”が必要なようで、、、
昨日、YouTubeで見つけた句は、
「馬鹿が辞めまた馬鹿を指名する馬鹿な奴」。
う〜ん、どうなんだろう!?
名指しせずとも誰を批判しているか想像に難くありませんが、表現がストレート過ぎて、、、

センセーたちをおちょくる時はやっぱりユーモアのセンスが大事だよなあ!!













posted by るしあん at 19:53| Comment(0) | 日記

2025年05月23日

がんばれシンジロー@


いつの国政選挙だったかもう忘れてしまいましたが、、、
引退する親父に代わって息子が出馬して初当選。
万歳三唱の選挙事務所からの中継で、現場にいた女性記者がこう質問したのです。
「世襲と言われていますがどうお考えですか?」
それを壇上にいた親父さんが気色ばって「そんなこと聞くんじゃねえ」と大声を上げたのです。
この親父、失言が有名で、それが原因で役職を辞任したことがあるのに、現役の時とちっとも変っていないなあと呆れたことだけが妙に記憶にありました。


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先日、「買ったことはない」(ウケると思ったおやじギャク)、「売るほどある」(宮崎弁)と国民感情を逆なでして農水大臣を顰蹙辞任したセンセー。
ワイドショーではいろいろな映像を流して国民の怒りを煽っていましたが、その時のある映像を見て私、思わず「お〜っ、あの時の!」と膝を叩いてしまいました。
初当選の時の映像というのが、まさに記憶に残っていた“世襲批判に過敏に反応する”シーンだったのです。
そっかあ、あの時の坊っちゃんの方のセンセーだったのかあ。
宮崎ではきっと知らない人はいないというくらい有名な政治家親子なのでしょうが、私にとってはドラマの伏線回収のようなものでした。
それにしても、親子揃って、失言で役職を追われるとは、、、トホホ、、、



新農相に就いたのは小泉センセー。
実は、減反にずっと疑問を抱いてきた私としてはちょっと期待しているのです。
以前就いていた農林部会長の時には族の古ダヌキにやられちゃいましたが、あれから経験も積んでいるし、ゲル首相自身が改革路線の農林族なので、今度こそ農政改革をやり遂げてほしいものです。



さてさて、吹けば飛ぶような極零細稲作農家の私ですが、、、
今、田植えに向けて準備に追われる毎日です。
昨年は株が細かった(分けつが進まなかった)ので、稲刈り後に牛フンとケイ素を少し入れて土作りをしてきました。
さすがに無農薬、無肥料で7年も続けていると土が痩せてきてしまっているようです。
今年は丁寧に土作りをしたので増収を期待しているのですが、こればっかりは“お天道様”次第。
私としては人事を尽くすのみなのです。

GWにもやしのような発芽籾をJAライスセンターから運んできて早3週間。
こんなに元気に育っています。
苗床は、プラ屋根材で風除けを作り、気温低下や豪雨にはブルーシ−トをかけてあげ、、、
今年は土だけじゃなくて苗の方も「過保護」に育てています。
女房は“やりすぎだ”と呆れていますが、、、



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コメを「買ったことはない」と言える我々コメ農家は汗水垂らして作っているんです。
センセー達が支援者から「売るほど」タダでもらえるコメと、「買ったことはない」の意味は全く違うんです。




安定価格、安定供給、安定流通のために、頑張って! シンジローセンセー!




<心の叫び>
ただし、貴方も世襲。政治を家業とする一人。
決して、親父さんがヘイゾーと組んでやった郵政民営化の真似をして、JAを解体して私達日本の百姓の大切な預金・共済・財産をアメリカ資本に差し出すような愚かなことだけはするなよ!!













posted by るしあん at 21:43| Comment(0) | 日記

2025年05月22日

イチャモンの、その先にあるもの


トランプさんは自分(おのれ)の存在感を示すためには“何かをやり玉にあげる”ことしかできないようで、、、

先日は名門ハーバード大学に咬み付き税優遇措置を取り消すと表明しました。
学生が、ガザ市民を虐殺するイスラエルを批判したことから“反ユダヤ主義”対策を口実に非課税資格を廃止するとSNSに投稿したのです。
ハーバードをめぐってはこれまでもトランプ政権は助成金の一部を凍結するなどしており、一層の圧力を強めた形です。
大学側は当然「アメリカの高等教育の将来に重大な影響を与える」と政権を批判していますが果たしてどうなることやら、、、
新潟長岡藩末裔のみなさん、誰か「米百俵」の物語を英訳してホワイトハウスへ送ってやってください。


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そういえば以前は「紙ストロー」にも咬み付いていましたね。
咥えた時の感触の悪さや耐久性でイチャモンを付けたのかと思いきやさにあらず。
なんと「バイデンが紙ストローを推奨していたのが気にくわないから」なんだそう。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってか!?  小学生かよ!

いつだったか、1セント玉にも難癖をつけていましたね。
確か、「1セント硬貨を鋳造するのに2セントのコストがかかる。無駄使いだから今後は1セント硬貨を作らせない」とか言っていました。
1セント玉って耐久性って無いの!?
何十年も劣化に耐える物に時間的価値を見ず、今だけの生産コストだけで論ずるなんて、、、
「カードやバーコードのキャッシュレス決済が進んでいるので」と言えばいいのに、何か言いたくない訳でも!?
と思っていたら案の定、仮想通貨「トランプコイン」の普及と価格高騰が狙いだったようで。
今度、トランプコインをいっぱい持ってる富豪をお食事会に誘ってくれるんだって。
ドルの“世界の基軸通貨”の座を放棄し、仮想通貨「トランプコイン」を流通させるなんて言い出したらホント、アメリカは終わりますよ。



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ある本にこんなことが書いてありました。
――誰かを悪者に仕立てて、そこを攻撃する。
民衆は熱狂し、物事の本質を見失う。
こうして悪意に満ちた為政者は、まんまと自分の本当の狙いを達成させるのである。――

悪目立ちするトランプ大統領ですが、日本においてもシレ〜ッと世論が誘導されているのかもよ〜、、、知らんけど、、、

国鉄、郵便局、然り。
「コメが高いのはJAが悪い」「備蓄米が流通しないのはJAが悪い」などと、すべての責任をJAのせいにして悪者に仕立てるような報道が出始めたら要注意。
流れに乗らず一度立ち止まって“自分の考えで”物事をよく見てみよう。



コメ百姓の私が思うこと。
「コメが不足している」んじゃなくて「コメの生産能力が不足」してるんじゃね!?
豆などへの転作に補助金を出し、飼料米生産に補助金を出し、、、減反政策はやめたとしつつコメ(田んぼ)を減らす政策を続けてきたのはセンセー達でしょ。
センセー達が見るべきは「票」じゃなくて「俵」なんじゃね!?

さてさて、日本の食料安全保障を本気で考えてくれるセンセーはいるんだろうか?

もう、「脳衰大臣」はこりごりだあ〜〜〜(`´)









posted by るしあん at 15:25| Comment(0) | 日記